2001年7月16日
ユニシス製ES7000
TPC-Wベンチマークでeコマースのパフォーマンスの世界記録を更新
日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲 1-1-1)に入った情報によると、Unisys Corporation(社長、会長兼最高経営責任者= Lawrence A. Weinbach 米国ペンシルベニア州ブルーベル 以下米国ユニシス)は 7月11日(現地)、Unisys e-@ction Enterprise Server ES7000(以下ES7000) が、サーバのパフォーマンスを測定する業界標準であるTPC-Wベンチマークテストで、eコマース用サーバとして以前の記録を38%も上回る世界最速記録を樹立したと発表しました。
本日発表されたこのベンチマークの結果により、これまで高コストなUNIX/RISCサーバやメインフレームコンピュータでしか提供できなかったパフォーマンスを、ES7000で実現可能であることを再び証明しました。
今回のES7000のベンチマークテストでは、以前のTPC-Wの記録よりも21.5%コストパフォーマンスが向上し、Microsoft® SQL Server 2000およびWindows® 2000 Datacenter Serverの強みを見せつけました。ES7000は、ハイボリュームのeコマースへの参入コストを低減することにより、顧客が運用効率、売上増加のチャンス、そしてインターネットによって提供される市場を利用できるようにしています。
この世界新記録は、eコマースのコンピュータの能力とパフォーマンスを測る業界内で一番の測定方法である、Transaction Processing Councilの「W」方式を使用して行われたテストによって樹立されたものです。このテストで、ES7000は100,000アイテムにつき10,439.6 WIPS(「アイテム」は、擬似オンラインストアの相対的規模を示す)を記録しました。1WIPSに対するコストは、100,000アイテムにつき、106.73ドル。テストに使用したES7000は、16個の900MHz Intel® Pentium® III XeonTMプロセッサと6ギガバイトのメモリ構成です。16CPUのES7000は、これまでTPC-Wパフォーマンス記録を持っていたIBM Netfinity 4500Rを搭載した12CPUのIBM e-Server xSeries 430を超えるパフォーマンスを発揮し、記録を更新しました。このIBMシステムの保持していた記録は100,000アイテムにつき7,554 WIPS、100,000アイテムにつき136.8ドルでした。
米国ユニシスのServer Programs部門のMark Feverston副社長は「IntelとMicrosoftの技術を使ってこれまでにないパフォーマンスを手ごろな価格で実現したことにより、ES7000は、Web上でのビジネスをさらに大規模かつ本格化させることになります。この結果、より幅広い業種の企業やその顧客が、インターネットによって柔軟性、即応性、コスト効率の良さといった長所を活用できるようになるでしょう。」と述べています。
またこのテストでは、最も要求の厳しいコンピュータ環境のためのOSであるWindows 2000 Datacenter ServerとMicrosoft SQL Server 2000 Enterprise EditionデータベースマネジメントシステムをES7000上で稼働させていることから、マイクロソフト社のSQL Server部門のGordon Mangione副社長は「SQL Server 2000は、常にTPCのスケーラビリティベンチマークのトップとなるパフォーマンスを見せています。今回のテストは、ES7000がSQL Server 2000とWindows 2000 Datacenter Serverを組み合わせ、大規模インターネットコマース企業に対し、メインフレームクラスのパフォーマンスを手ごろな価格で提供しているということを示しています。」と述べています。
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現実世界のeコマースのパフォーマンスをテストする新しいスタンダード。 TPC-Wは、オンライントランザクションプロセッシング(OLTP)をeコマース用に設定した環境下で、データベースサーバのパフォーマンスと、パフォーマンスに対する価格を測定するために設計されたもの。TPC-Wベンチマークは、インターネット上で販売を行っている様々なビジネス(小売店、ソフトウェア販売、航空券予約、電子株取引など)をモデルにしている。この最も要求のきびしいベンチマークは、複雑なeコマース環境を現実的な構成で比較する、初めての標準的かつ客観的な計測方法である。このベンチマークは、極端なネットワーク負荷や、迅速なレスポンスタイムを維持するための負荷バランスなど、eコマースのサーバパフォーマンスに影響する主要な要素を計測する。 安全なクレジットカード処理、ショッピングカートシミュレーション、C2B処理、B2B処理、24時間365日利用可能であること、ダイナミック広告、大規模Webオブジェクトなど、Webベースの商業に必要な新しい機能を組み入れることで、このテストは、業界テストのなかでも現実世界のサーバ使用環境にもっとも近いテストだと言える。 |
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* | WIPS: | Web interactions per second |
* | 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 | |
* | 関連URL: 「エンタープライズサーバーES7000」 http://solution.unisys.co.jp/ 「Unisys Corporation」 http://www.unisys.com |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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