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Foresight in sight

ニュースリリース

2001年7月9日

日本ユニシス
99.99%以上のシステム可用性を保証する
プレミアム・サポート・サービス提供開始

〜 ES7000のWindows® 2000 Datacenter Server向けサービス 〜

 日本ユニシス株式会社(社長=島田精一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、Windows® 2000 Datacenter Serverを搭載した「Unisys e-@ction Enterprise Server ES7000(以下ES7000)」向けに、マイクロソフト株式会社(社長=阿多親市氏 東京都渋谷区笹塚1-50-1)との協力体制のもとに、ユーザのシステムごとに設定した可用性値を保証する総合的なサポート・サービスメニューである『プレミアム・サポート・サービス』を7月9日より提供開始します。

 ES7000は、Windows 2000 Datacenter Serverを最大限に利用できるプラットフォームとして数多くのミッションクリティカルシステム分野や集中管理型業務において、次々と本番稼働を迎えています。このように急速に浸透し続ける Windows 2000 Datacenter Server をベースとした基幹業務システムの運用において、システムの更なる高可用性実現を目指した「ノンストップ」稼働はますます重要なユーザニーズとなってきました。
 これらの要求に対応して日本ユニシスは、24時間365日の過酷な使用に耐えうるシステムの安定稼働を目指し、99.99%以上の高可用性実現の支援と保証を行う『プレミアム・サポート・サービス』を提供します。

 『プレミアム・サポート・サービス』では、ユーザのミッション・クリティカル・システム導入に先立ち、システムの可用性・信頼性の向上を支援するHAアセスメント(*1)を行います。このHAアセスメントの結果をもとに対象システムごとに設定した可用性値を保証するために、システムの稼働状況を日々監視するとともに、障害時間短縮(*2)や障害未然防止に重点をおいたサービスを実施します。また、ユーザごとにサポート・アカウント・マネジャー(SAM)を任命し、SAMがシステムの稼働状況を常時把握すると共に安定稼働のための提案、提言などを行い、万一システムに障害が発生した場合には、その対応の中心となって最優先で障害復旧にあたります。

 本サービスの料金は、ベースとなるサポート・サービス料金の追加として、年額900万円から提供します。また万一、可用性保証値を達成できなかった場合には、プレミアム・サービス料金の1カ月相当分を返却します。

 日本ユニシスでは今後も、Windowsエンタープライズ分野でのソフトウェア・マルチベンダー対応に向けて、ソリューションの提供を推進するとともに、サポート・サービス・メニューの一層の拡充を図ってまいります。




*1: HAアセスメントでは、高可用性システム実現のための可用性事前評価を行います。構築予定のシステム構成を可用性の観点から評価し、ユーザの可用性要件を満足しない場合には改善案を提示し、99.99%以上のシステム可用性への向上を支援します。システムごとの可用性保証値は、日本ユニシス内に蓄積された情報と技術力をもとに開発されたHACalc(High Availability Calculator)という可用性算出ツールを用い、ES7000のシステム構成などの情報を入力して算出する値を基に設定されます。また可用性の実績値は、日本ユニシス独自のUTCalc(Up Time Calculator)という稼働時間集計ツールによりシステム・イベント・ログ等の情報から毎月算出するシステムの稼働時間やダウン時間をベースに計算されます。このツールはクラスタリング環境(2〜4ノード)におけるクラスタ全体としての稼働率算出にも対応しています。

*2: 日本ユニシスは本サービス提供にあたり、障害発生時における的確かつ迅速なシステム復旧解決のさらなる充実を目指し、中核組織としてマイクロソフトと共同で同社のサポート・センター内に設置している「Windows 2000 Datacenterジョイント・サポート・センター」を拡充し、万全の体制で対応しています。




【資料】本件に対するエンドースメント

<マイクロソフト株式会社 製品マーケティング本部 本部長 佐藤哲也氏>
 マイクロソフトは、日本ユニシス株式会社のWindows 2000 Datacenter Serverを搭載した、Unisys e-@ction Enterprise Server ES7000向けのサポートである、「プレミアム・サポート・サービス」の発表を歓迎いたします。今回の発表は、昨年の次世代データセンター分野開拓における包括提携によりスタートし、販売実績はもちろんのこと、迅速な障害対応を行なう、「Windows 2000 Datacenterジョイント・サポート・センター」の共同運営など、サポート実績においても大きな成果を上げているWindows 2000 Datacenter Serverビジネスをさらに進展されるための新しい取り組みとして期待しております。マイクロソフトは、日本ユニシスと協力し ES7000とWindows 2000 Datacenter Serverによる、高可用性システムを実現します。

<インテル株式会社 e-マーケティング本部 本部長 佐藤宣行氏>
 インテルはこの度の日本ユニシス株式会社殿の「プレミアム・サポート・サービス」の発表を歓迎致します。
インテルPentium ®III Xeon TMプロセッサを最大32個搭載出来る日本ユニシスの「Unisys e-@ction Enterprise Server ES7000」は6月13日発表されたSAP SDベンチマークでも実証された通り、3階層のIAサーバでの基幹業務アプリケーションにおいて世界最高の性能を記録しています。
今回の発表の通り、更に高可用性を保証するサービスが加わる事は、よりコストセンシティブな時代への新しい日本ユニシス殿からの提案であり、コストパーフォーマンスに優れたIAサーバの一層の拡大に繋がるものと期待しています。

<ECA(Enterprise Computing Association)事務局
  株式会社野村総合研究所 情報・通信コンサルティング二部長 新井靖彦氏>
ECA協議会は、このたび、日本ユニシスから発表されました、IAサーバシステムの99.99%の可用性を保証する「プレミアム・サポート・サービス」を全面的に支援します。このサービスが、インテル・アーキテクチャによるエンタープライズ・サーバの更なる普及・拡大に向けた重要な取り組みであると、ECA協議会メンバー、およびインテルは認識しております。
ECA協議会は、インテルが主催する情報システムのユーザ協議会として、1998年より、エンタープライズのミッション・クリティカル・システムにIAサーバを利用し、高可用性を実現する方法を検討してきました。この活動の中で、高可用性を実現し、ユーザにとってのハイアベイラビリティ・ガイドラインを取りまとめました。そして、ユーザ企業側の対応と、ベンダ側の適切なサービスが実現できれば、インテル・アーキテクチャを採用することで、非常にコストパフォーマンス特性が優れ、かつ高信頼性の基幹情報システムが実現できることを証明してきました。
今回、日本ユニシスが提供する、この「プレミアム・サポート・サービス」によって、インテル・アーキテクチャによる基幹業務システムの高信頼性が、着実に実現されることが裏付けられました。このことによって、インテル・アーキテクチャによるエンタープライズ・サーバの普及が加速されることとなり、日本の情報システムユーザに対して、大きなメリットをもたらすものと確信しております。


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