2001年3月26日
日本ユニシス・グループとイクアント
ネットワーク・インテグレーション・サービスで協業
〜 協力体制の相乗効果により、国内のネットワーク・ビジネスへの対応力を強化 〜
日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)およびそのグループ会社であるユニアデックス株式会社(社長=竹内新 東京都江東区豊洲1-1-1)と、イクアント インテグレーション サービス株式会社(社長=マニュエル・セヴァ氏 東京都文京区本郷2-4-4、以下 イクアント)は、ネットワーク・インテグレーション・サービス分野において互いに協業することに合意し、このたび具体的な活動を開始しました。
イクアントは、今後ますます拡大・増大が加速するネットワーク・インフラ構築案件において、CISCO製品を中心としたネットワーク・インテグレーションのノウハウを活かし、日本ユニシス、ユニアデックスのネットワーク・ビジネスを支援します。また日本ユニシスは、長年にわたるシステム構築実績とそのノウハウをもとに、イクアントのトータル・システム・インテグレーション案件に協力します。
インターネットの急速な普及にともないEビジネスを中核とした新しいビジネスモデルへの転換が業界での差異化と勝ち残りを左右するといわれる昨今、CATVインターネット注1)やxDSL注2)、FTTH注3)をはじめとするアクセス回線のブローバンド注4)化、IP-VPN注5)や広域LANサービスの台頭など、急速なネットワーク環境の変化に、企業はその対応を迫られています。
このような状況下日本ユニシスは、企業のEビジネス成功のためのハードウェア、ソフトウェア、サービスといったソリューション群を「Unisys e-@ction Solutions」と位置付け、データセンター、CRM注6)、ERP注7)、SCM注8)、DWH注9)などの分野への対応を、ユニアデックスをはじめとする関連会社を含めた日本ユニシス・グループとして積極的に推進しています。
イクアントは、CISCOのゴールドパートナーとして、CISCO製品を中核としたグローバルネットワーク、IPネットワーク、セキュリティシステム、グループウェアシステムなどの設計と構築、機器のインストール、保守サポートサービスなどでは長年の実績を有しています。また、世界最大のネットワークを保有しており、これらのサービスを、多国籍企業向けにeビジネスを実現する統合ポートフォリオ「iBusiness」の一部として提供しています。
今回の協業は、上記3社協力体制の相乗効果により、ますます拡大し大規模化する国内のネットワーク・ビジネスへの対応力強化を図るものであって、これにより各社とも、最適、タイムリかつシームレスなサービスの提供、そしてさらなる事業の拡大が可能になります。
3社では今後も、顧客企業に次世代のネットワーク環境を提供していくため、さらに連携を強化・推進します。
【イクアント】
イクアント(ニューヨーク証券取引所:ENT、パリ・ユーロネクスト:EQU)は、世界最大のネットワークを運営しており、音声、データ、インターネット、インテグレーションおよびアプリケーション・サービスを提供している。同社のネットワークの範囲は220カ国/地域以上の主要ビジネス都市におよぶ。
【日本ユニシス株式会社 】
Unisys Corporation(米国)と三井物産株式会社の合弁による、コンピュータシステムの総合ベンダー。メインフレームからWindows®サーバ、UNIXサーバ、ネットワーク機器に至るまでの各種ハードウェア、ソフトウェア、およびシステム構築・サポートサービスなど、Eビジネス時代のトータルソリューションを「Unisys e-@ction Solutions」として提供している。
【ユニアデックス株式会社】
ネットワークの企画・設計・構築・運営・保守を担うグループ企業として、1997年3月に、日本ユニシスの100%出資により設立された。設立当初からCISCOのゴールドパートナーであり、Unisys Corporationと連携してグローバルなネットワーク・システムのインテグレーションを手がけている。1999年10月には、日本ユニシスからハードウェア保守および付随するサービス事業を譲り受け、現在に至る。
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CATVインターネット ケーブルテレビ用回線を使用したインターネット接続。 |
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注2) | xDSL (x Digital Subscriber Line) 加入者電話線を使用した高速ディジタル伝送方式の総称。 |
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注3) | FTTH (Fiber To The Home) 光ファイバを家庭からインターネットへのアクセス回線として使用する形態。 |
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注4) | ブロードバンド 広帯域。一般的に300〜500Kbps程度を下限とする高速回線。 |
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注5) | IP-VPN (IP-Virtual Private Network) IPを使用した仮想閉域網。 |
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注6) | CRM (Customer Relationship Management) 企業が顧客との間に長期的な関係を築くことで、自社の競争力を高めていく経営手法。 顧客と接する機会のあるすべての部門で顧客情報とコンタクト履歴を共有・管理し、どのような問い合わせにも常に最適な対応ができるようにしようという概念。 |
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注7) | ERP (Enterprise Resource Planning) 経理、販売、生産などの業務にまたがって必要なデータを統合し、業務ごとではなく企業全体の最適化を図った業務プロセスを実現するためのコンセプト。 |
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注8) | SCM (Supply Chain Management) 資材の調達、生産、物流、販売といった一連の工程を、よどみなく流れるように再構築し、情報技術の活用などによって一元管理する経営手法。これによりキャッシュフローの最大化をめざす。 |
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注9) | DWH (Data WareHouse) 経営管理から顧客満足度向上まで、業務遂行や意志決定に必要なデータを一元管理し、必要に応じて取り出しやすくすると同時に、多方面からの分析調査が可能となるような保存形態を有するシステム。 |
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* | 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 | |
* | 関連URL: 「イクアント」 http://www.equant.com/ 「ユニアデックス」 http://www.uniadex.co.jp/ 「日本ユニシスのCRM」 http://www.unisys.co.jp/solution/crm/ |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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