2001年3月14日
インテル・日本ユニシス・マイクロソフト
新世代データセンターシステム分野で包括合意
〜 ユニシスの インテルプロセッサ最大32搭載可能な ES7000と
Microsoft® Windows® 2000 Datacenter Serverの組み合わせで、
ハイエンドサーバ市場でのさらなるシェア拡大を目指して 〜
インテル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長: ジョン・アントン氏、以下:インテル)、日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:天野順一、以下:日本ユニシス)およびマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:阿多親市氏、以下:マイクロソフト)は、日本ユニシスのインテルプロセッサを最大32個搭載可能なエンタープライズ・サーバ「 Unisys e-@ction Enterprise Server ES7000(以下:ES7000)」とマイクロソフトのオペレーティングシステム(OS)「Microsoft® Windows® 2000 Datacenter Server」日本語版(以下:Windows 2000 Datacenter Server)と組み合わせ、新世代データセンターシステム分野でのセールス、検証、センタ利用およびマーケティング活動を3社共同で展開することに包括合意しました。
3社は本合意によって、急速に進化するe-ビジネス市場の変化と拡大に迅速に対応すべく、昨年3月の日本ユニシスとマイクロソフトとの包括提携をさらに発展させ、"インテルベースのメインフレーム"を目指すES7000とWindows 2000 Datacenter Server を組み合わせることで、インターネット・データセンターの新市場や、ハイエンドUNIX機が採用されてきたミッションクリティカルな大規模基幹システム市場で十分使用可能であることを実証し、この市場におけるさらなるシェア拡大を目指します。
日本ユニシスのES7000は、ユニシス独自のCMP(Cellular Multi Processing)アーキテクチャとインテルCPU、およびマイクロソフトOSを採用した最大32CPU(中央演算処理装置)搭載可能なエンタープライズ・サーバです。
CPUはインテルの高性能 Pentium® III XeonTM プロセッサをベースにし、本年上半期本格出荷予定のItaniumTM プロセッサ、およびマイクロソフト64ビット対応次期サーバOS「Whistler」(開発コード名)もサポート予定です。ES7000はユニシスのメインフレーム・テクノロジと業界標準テクノロジを組み合わせることで、ハイエンドUNIX機に勝るコストパフォーマンスと信頼性、可用性、拡張性を実現しており、以下のような特徴が市場で認知され、採用に結びついています。
1. | トランザクション処理が急激に増加するような場合、アプリケーションの負荷状況によって、各パーテションに割り当てられたリソースを動的に再配置することが可能な、ダイナミックパーティショニング機能(最大4CPU×8パーテション)。 |
2. | 同一筐体内で8CPUから32CPUまで4CPU(サブポッド)単位でCPUを増設可能なこと、およびItanium プロセッサとPentium III Xeon プロセッサが同一筐体内で共存可能であり、32ビット・プラットフォームから64ビット・プラットフォームへの移行がきわめて容易なこと。さらに、これらにより得られる投資コストの削減効果。 |
3. | パーテショング毎に異なるOSおよびアプリケーションが共存できること。 |
など |
これらの特徴を「Proof of Concept」に基づいて、日本ユニシスが昨年3月設立した「W2KCOE(Windows 2000 Center of Excellence)」で実証し、さらに、マイクロソフトが昨年10月開設した「ECL(Enterprise Computing Lab)」でお客様に体験していただくことで、ES7000は好調な受注を続けています。この内 Windows 2000 Datacenter Serverは、トヨタ自動車株式会社、日本ユニコム株式会社、株式会社三井住友銀行(現さくら銀行と現住友銀行の合併により本年4月設立予定)、株式会社ジェイティービー、住友大阪セメント株式会社、コープ東北サンネット事業連合などでの採用が決定しており、ジェイティービー、住友大阪セメントですでに本番稼働しています。
なお、今回の提携の合意内容は以下のとおりです。
(1) | 共同セールス UNIX市場をターゲットに、ES7000がすでに、UNIX機が得意としたミッションクリティカル分野で十分適用可能なこと、およびコスト面で圧倒的優位であることを背景に、共同で販売活動を実施する。 |
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(2) | 共同検証 | |
1. | 「Enterprise Computing Association(ECA)」が計画しているIA(Intel Architecture)サーバ(ES7000、Windows 2000 Datacenter Server)とUNIXサーバのベンチマークテストに協力し、結果を本年6末までにWhite Paper(報告書)として公表する。 | |
2. | 本年度上半期本格出荷予定の 「Itanium プロセッサ」および対応OS「Whistler」の発表に併せ、共同で検証を行う。 | |
3. | 32ビット・プラットフォームから64ビット・プラットフォームへのマイグレーション検証を行う。 |
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(3) | センタ共同利用 日本ユニシスの「W2KCOE」とインテルの「インテル・ソリューション・センタ(以下 ISC)」の共同利用およびノウハウの共有化を推進する。また、日本ユニシスが検討中の「ISV(Independent Software Vender)検証センタ」を通して、Windows 2000 Datacenter Server 対応大規模ISV製品の検証についても共同で検討していく。 |
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(4) | 共同マーケティング 検証結果などを公表し、共同で啓蒙活動を推進する。 |
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1. | ECLでのお客様への提案 | |
2. | ケーススタディのパンフレット化、Webサイトへの掲載 | |
3. | セミナー等の共同開催 | |
4. | WhitePaperの発行 など |
<エンドースメント>
【ECA事務局から】
IAサーバによる基幹業務システム構築を協議するユーザ団体であるEnterprise Computing Association(ECA)は、ミッションクリティカルシステム市場におけるIAサーバの発展を加速させるものとして、本協業を歓迎いたします。ECAでは当該分野での情報収集・交換を行っており、本協業の成果を継続的に採り上げることで、IAサーバの更なる発展に貢献できるものと確信しております。
* | 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 | |
* | 関連URL: 「インテル」 http://www.intel.co.jp/ 「マイクロソフト」 http://www.microsoft.com/japan/ 「エンタープライズサーバーES7000」 http://solution.unisys.co.jp/ |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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