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Foresight in sight

ニュースリリース

2001年3月14日

大規模コールセンタ運営の効率化・高付加価値化を実現する
ソリューションサービスに関わる業務提携について

 日本テレコム株式会社(社長=村上春雄氏 東京都中央区)、日本アバイア株式会社(社長=鵜野正康氏 東京都港区)、日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区)は、日本テレコムが提供する「ネットワーク・ベースド・コールセンタ・ソリューション」(以下「NBCS」)の提供に関し、3社間で業務提携を行うことでこのほど合意しました。

 NBCSは、大規模・複数のコールセンタ運営を効率化・高付加価値化するサービスです。日本テレコムのネットワークによるコールセンタに必要な各種機能の提供をキーファクタとして、コールセンタ向けPBX(*1)・ACD(*2)市場のリーディング・カンパニであり優れた製品とサービスを顧客に提供している実績を持つ日本アバイア、コールセンタをはじめとするエンタープライズ・システムの構築やインテグレーションに豊富な実績を持ちNBCSのシステムに関する技術サポートを含むコールセンタ・ソリューション全般を提供する体制を整備している日本ユニシスの先進的な技術とノウハウを最大限に活用しながら、コールセンタ運営企業に対しトータル・ソリューション・サービスの提供を実現します。

1. 三社提携のメリット
 日本テレコムの提供する「NBCS」には、ネットワーク回線、PBX・ACD分野およびアプリケーション提供を含むシステムインテグレーション分野を含めたソリューションが必要となります。
 日本テレコム、日本アバイアおよび日本ユニシスは、「NBCS」の提供に関して、それぞれ提供するサービス分野において提携することで検討を進めた結果、先に日本アバイアと日本ユニシスがマルチ・チャネル・コールセンタ「Cyber Contact Center」の推進で提携していたこともあり、3社で提携することで最終的に合意しました。
 本提携により、日本テレコムはネットワークから機能提供し、日本アバイアがコールセンタ向けPBX・ACDをはじめとした製品群を提供、日本ユニシスがシステムの構築、インテグレーションを行います。それぞれの提供範囲を連動させることで、顧客企業に各レイヤ全般にわたった幅広いソリューションを提供することが可能となります。

2. サービス提供対象
 航空、金融、エネルギ、通信販売、Eコマース、製造など複数・大規模のインバウンド(In-Bound:着信呼)コールセンタを運営する企業・団体。

3. 今後の提携活動
 1) 見込顧客企業向け提案活動での共同提案および販売協力
 2) 各種イベント参加・セミナ開催での共同プロモーション
 3) 試験環境の整備および相互利用による技術的課題の解決や接続運用試験の実施

4. サービス提供開始予定時期
 平成13年5月

5. その他
 日本テレコムでは、サービス開始に先立ち同社ネットワークセンタ内に試験環境を整備したほか、昨年10月から同社のお客様センタにNBCSを順次導入。4月からは全コールに対してNBCSの各機能を用いた処理を行うため、コール処理の効率化と応答率の向上が実現できます。また実証結果の収集を行いながら、システムの検証やオペレーティング・ノウハウを蓄積することにより、本サービス開始への十分な準備を進めています。

 日本ユニシスでも同社内にコールセンタ側の試験環境を構築し、実際に導入する際のコールセンタ側設備およびシステムの検証を行うとともに、日本テレコムのネットワークと各種アプリケーションとの連動について日本テレコムと協力して開発・検証を行います。日本ユニシスの構築する試験環境には、日本アバイアが同社のPBX・ACD製品である「DEFINITY® ECS」を提供します。
 今後は音声だけでなく、Web、チャット、e-mail等のIPメディアをはじめとした多メディア対応による『コンタクトセンタ』へのソリューションとして機能拡充を推進します。また既に同種のサービス導入実績が多い欧米の各通信事業者とも連携し、世界規模のグローバル・コールセンタ運営環境を提供していく予定です。


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