2001年3月12日
日本ユニシス
Windows®データセンタ向けカートリッジ磁気テープ・ライブラリ装置
「CLU180型およびCLU700型」販売開始
〜 ES7000をより高速・大容量化に 〜
日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区豊洲1-1-1 社長=天野順一)は、急成長が期待される大規模Windows®データセンタ市場の拡大に向けて、このほど「Unisys e-@ction Enterprise Server ES7000」用大規模磁気テープ・ライブラリ装置として、大容量・中型で高性能ロボット機構を採用したStorageTek社製カートリッジ磁気テープ・ライブラリ装置を「CLU180型」および「CLU700型」としてラインナップに追加し、本日より販売開始します。
昨年3月に販売開始した「ES7000」は、インテルプロセッサを最大32個まで搭載できる世界初のWindowsサーバとして、株式会社ジェイティービー、株式会社ファーストリテイリング、グンゼ株式会社、株式会社三井住友銀行(現さくら銀行と現住友銀行の合併により本年4月に設立予定)など、特に企業の大規模OLTP、DWH、ERP、CRM、SCM、Eコマース、サーバ統合、シンクライアントサーバ、インターネットデータセンタといったミッションクリティカル分野で採用されています。
24時間365日止まることが許されないEビジネスに対応したシステムは、クラスタリングシステムの採用はもちろんのこと万一に備えたシステムのバックアップが重要です。それに応えるバックアップ装置には、オープンシステムへの接続性、インターネット時代に対応した高速・大容量 かつ高信頼のバックアップ、および運用性や保守性についての種々の機能が強く求められています。
日本ユニシスでは、これらの点で高く評価され、豊富な採用実績をもつStorageTek社の「L180/700型」カートリッジ磁気テープ・ライブラリ装置をOEMの上商品化し、従来のラインナップに追加したものです。
主な特徴は、以下の通りです。
1. | 高速・大容量 |
「CLU180型」は、最大構成時CTS9840型テープ装置(*注)6台またはDLTテープ装置10台、メディアスロット180を持ち、7テラバイト(非圧縮データ)を記録。「CLU700型」は、CTS9840型テープ装置12台またはDLTテープ装置20台、メディアスロット700を持ち、27テラバイト(非圧縮データ)を記録。DLTテープ装置は、データ転送速度が6MB/秒と従来比20%向上。さらに、高速のロボット機構を採用しており、複数ドライブへのテープ装填・交換が短時間で可能となり、トータル・スループットの向上を図っています。 |
|
2. | 運用性 |
バックアップ支援ソフトウェアとして、日本ユニシスの統合システム運用管理ソフトウェア「DSAdmin JP1」(本年1月24日発表)が利用できます。 |
|
3. | 保守性・可用性 |
電源、ドライブ、制御部はモジュール化されており、保守性の向上を図っています。また、電源、ファンについては二重化しており、可用性も確保しています。 |
|
4. | SAN対応 |
ファイバチャネルにも対応しており、SAN(Storage Area Network)環境下での、柔軟な機器レイアウト、サーバとの接続性向上、ならびに高速データ転送が行えるなど、システムの利便性を大幅に向上しています。 |
|
5. | 拡張性 |
世界の有力コンピュータ・周辺機器メーカやテープメーカが開発推進しているLTO (Linear Tape Open)やSuperDLT(Super Digital Linear Tape)などへの対応を予定しています。 |
「CLU180型」は1,200万円から、「CLU700型」は1,800万円からで本年6月からの出荷開始を予定しています。2年間で50台の販売を見込んでいます。
<日本ストレージ・テクノロジー株式会社からのエンドース>
日本ストレージ・テクノロジーは日本ユニシス様が「ES7000」で目指す大規模ミッションクリティカル分野の磁気テープ・バックアップ装置として、弊社「L180/700」を採用いただいたことを歓迎します。
1999年後半のリリース以来、「L180/700」は世界中の大手プラットフォーム・ベンダーのお客様にバックアップ装置として採用されてきました。日本ユニシス様と弊社はEビジネスに必要不可欠な信頼性の高いサポートを提供していく所存です。併せて両社は、マイクロソフト株式会社「Windows Datacenter Program」、「MCSC for Datacenter Service」にもとづき信頼性の低下要因を事前に排除するサービスの提供、障害に対する迅速な復旧を行ってまいります。
(代表取締役社長 ジョン・S.スクロッポ)
|
CTS9840型テープ装置 CTS9840は、圧縮時に平均20メガバイト/秒のデータ転送が可能。中央ロード方式によってサーチ時間が短縮され、アクセスするまでの時間は平均8秒。メディアはカートリッジ内に確保されているので、安定性能が向上し、アプリケーションでは信頼あるデータを常に利用することが可能。 |
|
* | 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 | |
* | 関連URL: 「エンタープライズサーバーES7000」 http://solution.unisys.co.jp/ |
|
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * |
||
※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
[Back]