日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)に入った情報によると、Unisys Corporation(Chairman,President and CEO=Lawrence A. Weinbach 米国ペンシルベニア州ブルーベル 以下 米ユニシス)は2月26日(現地)、Unisys e-@ction Enterprise Server ES7000が、これまで高価なメインフレームと大規模なUNIX/RISCによるシステムでしか到達することのできなかったレベルのパフォーマンスを実現し、Windows®環境下で過去最大数のmySAP.com™のSDベンチマークユーザをサポートしたと発表しました。

　今回のベンチマークテストでES7000は、10,400のSDベンチマークユーザを平均レスポンス1.83秒で処理しました。これは従来のWindowsベースの3階層システム構成のパフォーマンスとしては世界最高値であり、1時間あたりのスループットは1,055,330ラインに相当します。

　「SAP® SDベンチマーク」は、一つのシステムが基準内のレスポンスタイム(2秒以下)で同時にサポートすることのできる最大ユーザ数をシミュレーションするテストであり、サーバおよびアプリケーションに関する業界標準のパフォーマンス計測法です。
「現在mySAP.comに依存して運用を行っている大企業は、高いパフォーマンスを得るために高価なUNIX/RISCベースのプラットフォームを使用しています。このベンチマークにより、ES7000、Microsoft® Windows、Intel®の技術の組み合わせが、mySAP.com環境でしばしば発生する大規模な集中データベースと大量のトランザクションの処理を充分にクリアでき、eビジネスを低価格で実現できるということが証明されました。」と、米ユニシスのPeter Samson(vice president and general manager, Technology Sales Development, Unisys Systems and Technology)は述べています。

今回のベンチマークテストでデータベースサーバとして使用されたES7000の仕様は、700MHzのIntel Pentium® III Xeon™プロセッサ16個、メモリ8ギガバイト、レベル3キャッシュ16メガバイト。このサーバ上でMicrosoft社のWindows 2000® Datacenter Server、Microsoft SQL Server™ 2000 Enterprise Editionデータベース、SAP R/3 Release 4.6Cを稼働させました。CPUの利用率は99パーセントでした。
　またこのテストでは、それぞれ700MHzのIntel Pentium III Xeonプロセッサ8個、メモリ4ギガバイト搭載の『Unisys e-@ction Enterprise Server ES5085』も49セット使用されました。アプリケーションサーバでのCPU利用率は62パーセント、使用されたディスクスペースはトータルで880ギガバイトでした。
これらのサーバは、cLAN™1000ホストバスアダプタおよびcLAN5000 8ポートクラスタスイッチを用いたGiganet® cLAN VIネットワークに接続されました。Giganet cLANネットワークは、アプリケーションサーバが極端に少ない待ち時間で超高速にデータベースサーバと通信できるVIアーキテクチャをサポートしています。

　このベンチマークは、カリフォルニア州ミッションビエホにある米ユニシス社のパフォーマンス研究所で行われ、SAP AGによって認定されました。

　「この結果によって、Unisys e-@ction Enterprise Server ES7000、Windows 2000 Datacenter Server、そしてSQL Server™ 2000を組み合わせることにより、最も厳しいSAP導入におけるユーザ・ニーズを満たすために必要な全てのものが使用可能で実証済みだということが証明されました。これにより、企業は高パフォーマンスのSAPソリューションのためにUNIXに高価な投資をしたり、メーカ固有のプラットフォーム技術の制約を受ける必要がなくなったということがより確実になりました。」Microsoft社のGordon Mangione氏(vice president for SQL Server)はこのように述べています。

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