2001年2月1日
日本ユニシス
(株)しんきん情報システムセンターから
信用金庫業界向けインターネットバンキングシステムを受注
〜 日立と協業、『FINEMAX』の実現基盤を採用した独自システムとして 〜
日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)はこのたび、株式会社しんきん情報システムセンター(社長=高橋幸弘氏 東京都中央区八重洲1-3-12 、以下 SSC)から、各信用金庫からのインターネットバンキングシステムの共同利用を可能とし、同業界およびその顧客に対する地域に密着したスピーディなサービスを行うことを目的とした「しんきんインターネットバンキングシステム」を受注しました。
昨今の金融業界においては、ビックバンの到来以降、顧客・商品・サービスのあらゆる面での差異化が課題となっています。さらに信用金庫業界ではこれに加え、スピーディで、地域顧客のニーズにタイムリかつきめ細かに応えられるサービスの提供が強く求められているのが現状です。
SSCではこれまでインターネットバンキング機能を、都市銀行・地方銀行などとともに加入した外部センターを利用し、提供してきました。
しかし、金融業界の競争激化とともに、高速なシステム応答と信用金庫特有の共通業務の取り込み、および顧客側(携帯電話など)端末の多様化への対応などの課題が顕在化したことを受け、これらの課題をクリアできる、信用金庫向けに特化した、独自のインターネットバンキングシステムを検討してきました。
一方日本ユニシスは、長年にわたり顧客の業務課題に対応したソリューションを提供・サポートし、多くのユーザから高い評価を得てきました。そして1999年4月からは、「Solution Creators(ソリューションクリエータ)」を標榜し、「Financial Square21(フィナンシャルスクエア21)」コンセプトのもとに金融ソリューション群を位置付けて提供しています。
さらに、昨年3月には金融情報システム分野において、株式会社日立製作所(社長=庄山悦彦氏 東京都千代田区神田駿河台4-6、以下 日立)と、
1. ソリューション商品 2. アウトソーシングサービス 3. 事務集中処理システム/営業店システム 4. ミドルウェア製品/システム・エンジニアリング・サービス |
での協業を発表、両社が持つ製品やサービスなどの経営資源を相互活用することにより、金融機関向けソリューションに関する提案力をさらに強化しました。
「しんきんインターネットバンキングシステム」は、日本ユニシスが、前記協業を背景に、国内でインターネットバンキングシステムの豊富な実績を有する日立の『FINEMAX(ファインマックス)インターネットバンキング共同センターサービス』*注)の実現基盤を採用し、これを信用金庫向けにインテグレーションするものです。
実現システムの特徴は以下のとおりです。
◎ | 第2世代インターネットバンキングの実現 ・豊富な業務機能の実現に加え、投信・外貨などの金融商品の対応強化を考慮 |
◎ | 実績に裏付けされたきめ細やかで高信頼の運用を実現 ・Windows、UNIXを組み合わせた、オープン環境での高信頼システム ・勘定系オンライン接続、取引データ授受の自動化、金庫向け帳票出力などの運用設定が可能 ・堅牢なセキュリティ機能、利用者の操作性向上により、不正取引・誤取引を低減 |
◎ | 各信用金庫の独自営業戦略に追従 ・顧客ランク別振込手数料、家族口座対応などの独自サービス商品への対応 ・Web、携帯電話などダイレクトチャネルでの利便性・商品性面のサービス向上 |
当該システムは、6セットの Windowsサーバおよび15セットの UNIXサーバ上に構築され、その開発スケジュールは次のとおりです。
【第1フェーズ】 (平成13年1月〜同10月) □ インターネットバンキング基本機能提供 (残高照会/取引明細照会/振込/振替/定期積立定期の振替入金/諸届け) |
【第2フェーズ】 (平成13年4月〜平成14年1月) □ 定期積金/外貨定期 |
なお日本ユニシスと日立では、今回の受注およびインテグレーション実績をベースとして、今後一層の協業強化を推進し、金融情報システム分野において、より高度で充実したソリューションを提供していきます。
*注) すでに、19金融機関からの受注実績があります。 * 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。 |
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* 関連URL: | 「しんきん情報システムセンター」 http://www.shinkin.co.jp/ssc/ |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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