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Foresight in sight

ニュースリリース

2001年1月25日

日本ユニシス
広島銀行・福岡銀行向け、総合有価証券共同化システムをアウトソーシングにて稼働

 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、株式会社広島銀行(頭取=高橋正氏 広島市中区紙屋町1-3-8)と株式会社福岡銀行(頭取=寺本清氏 福岡市中央区天神2-13-1)のシステム共同化に伴い、本日アウトソーシングの形で総合有価証券システムを稼働しました。
 本件は両行から当該システムをはじめとするソリューション系システムの受注に基づくものです。

 情報技術(IT)の発展や規制緩和、市場のグローバル化が金融機関の再編を促している中、地域金融機関においては、システムの共同化やアウトソーシングによってコストを圧縮し、企業体力の強化を図るとともに、顧客志向の戦略的IT投資に注力することが急務となっています。
 そんな中、広島銀行と福岡銀行では、昨年より共同化システムの選定および開発を進めてきました。

  両行システム共同化のパートナー選定にあたっては、両行にてシステム提供・構築の実績が重視され、開発パートナー/アウトソーサーとして日本ユニシスが選ばれたものです。
 今後、収益管理システム、および国際系システムを、それぞれ日本ユニシス製『Princia21注1』、および『IBS21注2』を利用し、共同システムとして順次稼働開始する予定です。

 本日稼働の両行の総合有価証券システムは、当社総合有価証券パッケージ『Siatol21注3』がベースとなっており、共同センター(広島市西区井口5-2-48)に設置される『Unisys USファミリ モデルU4500(UNIXサーバ)』上で共同運用されます。同パッケージは時価会計基準に対応した証券事務処理機能、即時グロス決済に対応した資金管理機能の提供に加え、現在地方銀行、第二地方銀行をはじめとする国内金融機関約30ユーザの資金証券部門で利用実績があり、証券投資業務におけるフロント、ミドル、バックの各業務をシームレスに支援しています。

 日本ユニシスは今回の受注、稼働を皮切りに、広島・福岡両行の業務ノウハウと当社の有するノウハウ、スキルを提供し合い、単なるベンダーとしてではなく、両行にとって最適なソリューションを提供するベストパートナーとして、より良い提案を継続していきます。
 同時に地方銀行、第二地方銀行を中心とした地域金融機関向けアウトソーシング・ビジネスに力を注いでいきます。

注1) Princia21(プリンシア21)
業界標準プラットフォームとGUIによる、日本ユニシスのクライアント・サーバ型総合リスク・収益管理システム

注2) IBS21(アイビーエス21)
日本ユニシスが、長年にわたり蓄積した国際業務ノウハウをベースに最新の情報技術を採用し高度な操作環境を提供する国際業務系システム

注3) Siatol21(シアトル21)
日本ユニシスが、長年にわたって蓄積したシステムサービスの経験とノウハウをベースに最新の情報技術を採用し、商品別に独立していた証券業務に必要な情報と機能を全面的に整備・統合して新規開発したクライアント・サーバ型総合有価管理システム

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