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Foresight in sight

ニュースリリース

2000年12月25日

日本ユニシス
第二地方銀行向け基幹システムのアウトソーシング・サービスを開始

〜 殖産銀行、福島銀行からアウトソーシング・サービスを受託 〜

 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、株式会社殖産銀行(頭取=長谷川憲治氏 山形県山形市桜町7-35)、株式会社福島銀行(社長=松本紀氏 福島県福島市万世町2-5)と勘定系、対外系など基幹系システムのアウトソーシング契約を締結し、来年1月よりサービスを開始します。さらに日本ユニシスは、平成16年1月から首都圏地区において、全国の第二地銀を対象としたアウトソーシング・サービスも開始します。

 今日、地域金融機関においては、競合他行に対する競争力強化や顧客サービスのさらなる向上を図るため基幹系システムの24時間365日稼働やデリバリチャネル多様化への対応など、ITを駆使したサービス強化が求められています。しかし、これら競争力強化、顧客サービス向上を実現させるため、システム開発費などの投資費用増大が金融機関の大きな負担となっているのが現状です。このような環境の中、システムの高度化を図りながら、併せてコスト削減を実現する手段として、基幹システムのアウトソーシングが現在大いに注目を集めています。

 日本ユニシスでは、このようなニーズに対応するため第二地銀を対象に21世紀においても先進的で、競合力のあるバンキングシステムのアウトソーシング・サービスを開始することになりました。

 日本ユニシスは1980年代に地域金融機関向け勘定系システムを開発、その後も様々な業態や規模に応じた勘定系パッケージを継続して提供してきました。そして現在に至るまで制度変更や取扱商品拡大に柔軟に対応し、新機能の追加や修正をタイムリーに実施しています。
今回発表するアウトソーシング・サービスは、当社がこれまで培ったシステム・サービスの経験とアウトソーシング・ノウハウをベースに第二地銀向けに提供を開始するものです。

 同サービスに使用する基幹ソフトウェアは、当社の地銀および第二地銀ユーザにおいて豊富な実績を持つ勘定系システム・パッケージ「TRITON®」をベースに、第二地銀対応および新機能、新サービスを付加したものであり、地域金融機関に対し先進的なサービスの提供を実現しています。

 日本ユニシスが開始する第二地銀向けアウトソーシング・サービスの概要は以下の通りです。

(1)主な特徴
  • 全国の第二地銀を対象としたアウトソーシングサービスによる最大限のスケールメリットの追求
  • 参加各行の独自要求への柔軟かつスピーディーな対応
  • 24時間365日稼働サービスが可能な環境を提供(基盤ソフトウェア、アプリケーション、ハードウエア、センター設備)
  • バックアップセンター対応によるコンティンジェンシー対応
  • 無停止連続運転による高度な安全性確保
  • 新たなデリバリチャネルへの対応を容易にするシステム基盤の装備
  • 各種要望に応じた業務範囲の拡大(インターネットバンキング、証券系、国際系、他)
(2)サービスメニュー
  • 開発受託サービス
  • 運用管理サービス
  • 保守管理サービス
  • ファシリティ管理サービス
  • 障害管理サービス
  • 変更管理サービス
  • 教育サービス
  • 移行支援サービス
(3)対象範囲
  • 基幹系(勘定系、対外系)、バックアップセンター
  • オプションとして、その他個別システム(国際系、証券系、情報系など)にも対応
(4)サービス開始時期
  • 平成13年1月〜 殖産銀行、福島銀行向けアウトソーシング・サービス開始
  • 平成16年1月〜 新規加盟行のアウトソーシングサービスを首都圏地区で開始