2000年9月26日
日本ユニシス情報システム
日本初の高精度静止画像機能をもった動画情報提供サービス開始
IDC内に動画配信センターを開設
日本ユニシス情報システム株式会社(社長=石田英雄 東京都江東区豊洲1−1−1)は、日本初の高精度静止画像機能をもった動画情報提供サービスをはじめ、ライブ情報の配信など一連のインターネットを介するストリーミング・ビデオ・サービスを、来る10月1日から開始します。
昨今インターネット利用の急激な拡大とともに、そのコンテンツも単なる静止画だけでなく動画による情報提供が増えてきています。一方ネット上での広告も急速に拡大し、わが国のインターネット広告需要も2000年には年間売上300億円を超えるとも言われており、同分野へのストリーミング技術の利用も今後増大すると考えられます。
今回開始する「高機能ストリーミング・ビデオ・サービス」は、米国SeeItFirst.com社 (本社=米国カリフォルニア州フリモント CEO=Narayanan Ram氏)と提携し、日本で初めて本格的サービスを提供するもので、従来のストリーミング・ビデオ・サービスと比較し、
2.必要なコマを高精度な静止画像として取り出せ(クリップアウト)、拡大、照度調整、保存、印書などが可能で他アプリケーションへの転用など2次利用が可能、 3.動画の授受において回線速度に依存しない、 |
等の優れた特徴を持っています。
この「高機能ストリーミング・ビデオ・サービス」の適用は、インターネットを介した遠隔教育、広告、営業・販売、顧客サポート、商品企画開発、市場調査など幅の広い分野での活用が期待されます。
また「高機能ストリーミング・ビデオ・サービス」の利用には、動画再生ソフトウェアが必要となります。代表的な動画再生ソフトウェアは、マイクロソフト社のWindows MediaTMPlayerであり、今回このサービスではWindows MediaTMPlayer中心に展開します。
一方、今回ビデオカメラからのライブ画像情報をWebから配信する「インターネット・ライブ・ホスティング・サービス」とビデオ情報をインターネットで配信する「ビデオ・オン・デマンド・サービス」も合わせて提供します。
「インターネット・ライブ・ホスティング・サービス」は、ビデオカメラから画像情報を入手し、ライブ情報としてWebから配信するものです。さらに「ビデオ・オン・デマンド・サービス」は、 マイクロソフト社の Windows Media Technologiesを使いビデオ情報をサーバに預かり、インターネット経由で配信するストリーミング・ビデオ・サービスです。
日本ユニシス情報システムでは、これら一連の「ストリーミング・ビデオ・サービス」開始のため、東京IDC(インターネット・データ・センタ)内に「動画配信センター」を開設します。 同センターには、SeeltFirst.com社のビデオ・エンコード用サーバおよびビデオ・サーバを設置、従来米国内で処理していたエンコード処理およびホスティングを世界ではじめて米国外で処理する体制を確立するなど、 同マーケットへの積極的な展開を開始するものです。 「高機能ストリーミング・ビデオ・サービス」の利用料金は、30秒のストリーミング・ビデオのホスティングを行う場合、エンコード料金が10万円、ホスティング料金月額4万8千円となっており、 今後3年間で30億円の販売を計画しています。
* | 関連URL: 「日本ユニシス情報システム」 http://www.uniadex.co.jp (2006年7月1日付けでユニアデックス株式会社と合併統合) |