2000年9月4日
日本アバイアと日本ユニシス
CRM分野で提携
ルーセント・テクノロジーからスピンオフ(分離・独立)する日本アバイア株式会社(社長=鵜野正康氏 東京都港区六本木1-4-33 電話:03-5575-8700(代表))と日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1 電話:03-5546-4111代表))は、CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネージメント)分野の事業拡大のため、このたびビジネス・ソリューション・プロバイダ契約(注1)を締結し、継続的な相互技術情報の交換、先進技術の実証およびマーケティング活動に着手しました。
日本ユニシスは、平成10年4月より同社が提供するシステム・インテグレーションにおいて、アバイア(注2)(旧ルーセント・テクノロジー、エンタープライズ ネットワークス事業部)のPBX関連製品の取り扱いを行ってきました。
また、Eビジネス実現のためのソリューション群「Unisys e-@ction Solutions」の中の顧客対応力強化ソリューションの中核として、コールセンター、インターネット、電子メール機能など顧客チャネルを一元的に統合したコンセプト「サイバーコンタクトセンター」を提唱し、CRM分野に注力したビジネスを展開しています。
日本アバイアの従来からの音声・データ統合システムの基礎技術力と、日本ユニシスのシステム・インテグレーション実績を重ねあわせることにより、包括的なCRMソリューションの提供を可能とすることで両社のビジネス戦略が合意に達し、今回の提携に至りました。
2社の役割分担は以下の通りです。
日本アバイア:PBX「Definity® (デフィニティ)」、ソフトウェア「CRM Central® 2000」などの提供
日本ユニシス:アプリケーション開発を含むシステム・インテグレーション
すでに日本ユニシスでは、同社開発センターにアバイア製PBX関連製品を導入し、技術検証を行うなど具体的作業に着手しております。
また両社は、今後共同で、日本市場での先進的な「サイバーコンタクトセンター」構築の実証を行い、CRM分野での事業拡大を図るとともに、共同セミナーの企画などマーケティング活動も推進する予定です。
(注1) | ビジネス・ソリューション・プロバイダ契約: アバイアのビジネス・パートナーを対象としたプログラムです。アバイア製のプラットフォームにかかわるビジネス・ソリューションの展開を一貫して継続的に成功させるため、また最高のマルチベンダソリューションを構築するためのパートナーシップの確立を意図するものです。 |
(注2) | アバイア (Avaya): 旧ルーセント・テクノロジーのエンタープライズ ネットワークス グループであるアバイア(本社所在地: 米国ニュージャージー州バスキングリッジ)は、企業向けコミュニケーション・システムのリーディング・プロバイダーであり、音声・データ統合システム、CRM、メッセージング 、マルチサービス・ネットワーキング製品、構内情報配線システムなどを提供しています。 メッセージング、構内情報配線システムの世界的リーダーであり、企業向け音声コミュニケーション、コールセンター・システムでは、米国市場をリードしています。詳しくはhttp://www.avaya.comをご覧ください。日本アバイアについては、http://www.avaya.co.jpをご覧ください。 なおルーセント・テクノロジーは、アバイアの分離独立(スピンオフ)を第4四半期末(平成12年9月30日)までに完了させる予定です。 |
* | 関連URL: 「Avaya Communication」 http://www.avaya.com/gcm/master-usa/en-us/home/index.htm 「Avaya Japan Ltd」 http://www.avaya.co.jp/ 「顧客対応力強化(CRM)」 「http://www.unisys.co.jp/solution/crm/index.html |
* | 「サイバーコンタクトセンター機能図」(パワーポイント資料、189K) |