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Foresight in sight

ニュースリリース

2000年8月10日

横浜冷凍
業界初のiネット活用物流情報提供システム稼働開始

寄託在庫が即時に参照可能

 冷蔵倉庫と食品販売の大手である横浜冷凍株式会社(社長=上野 洋氏 横浜市神奈川区守屋町1-1-7)は、荷主に対する情報サービスとして、寄託在庫の物流情報をインターネットを通しリアルタイムに提供するシステムを業界に先駆け開発、本日提供開始しました。

 本システムは、「ヨコレイ・インターネット貨物情報照会システム」と呼ばれるもので、荷主がパソコンから同社に預けた寄託在庫を即時に参照できる日本初のシステムです。

 同社は、UnisysのClearPathサーバ「HMP NX-5800」を導入し、冷蔵庫入出庫在庫管理システム、営業販売管理システムなどの基幹情報システムを構築運用しています。ホスト・システムとして採用した「NX-5800」は、汎用機OSとWindows(R)NTシステムを統合したエンタープライズ・サーバで、オープン環境と汎用機の連携が容易に出来るもので、両OSの連携機能によってダイナミックなWeb情報システムの構築が可能です。

 同社では、この環境を活かし汎用機基幹データベースの情報をリアルタイムにWebで参照できる情報システム構築を計画、このほど荷主への無償提供を開始したものです。

 今回この「NX-5800」を中枢に、汎用機とNTのデータ連携を実現するソフトウェア「Webcoms」とセキュリティ面でNTTのVPN(Virtual Private Network)を用いて、荷主がインターネット回線から直接基幹データベースを参照できるわが国初のシステムを実現させました。

 従来、基幹システムのデータをインターネット回線から利用する際に問題となるデータの漏洩や改ざんに対しては、VPNの採用など万全なセキュリティ対策が必要であり、今回同社はこれを採用しシステムを構築しました。

 さらに「不定貫貨物」と呼ばれるチルドビーフなど1梱包当たりの重量が不定な品物に対しては、無線ハンディ端末と倉庫内LANのシステムで重量情報など直接基幹データベースを更新する「不定貫重量システム」を構築しており、今回の「ヨコレイ・インターネット貨物情報照会システム」の稼働により、出荷時の検量による重量把握が即時可能となります。また、今後物流運送業者への出荷・積込進捗情報の提供により事前の求貨・求車情報管理も可能となります。


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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。
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