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Foresight in sight

ニュースリリース

2000年7月17日

日本ユニシス
Eビジネスを実現する営業支援機能拡充を目的に
Siebel製品を販売開始

 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は、このたびCRM(Customer Relationship Management)/SFA(Sales Force Automation)各種Siebel製品を販売することで日本シーベル株式会社(社長=青木厖 氏 東京都渋谷区広尾1-1-39 電話:03-5469-3811)と基本合意しました。

 日本ユニシスは、CRM分野ではコールセンター中心のビジネスを展開しており、「eCRMシステム」としてコールセンター、インターネット、電子メールの機能を統合した「サイバーコンタクトセンター」などのコンセプトを提唱しています。
 今回のSiebel製品の販売は、営業支援のためのアプリケーション機能の拡充を目的とし、CRMシステム構築における顧客の選択の幅を広げることを可能とするものです。
 また日本ユニシスは、Siebel製品をEビジネス実現のためのソリューション群「Unisys e-@ction Solutions」の中で、顧客対応業務の強化を図る「顧客対応力強化ソリューション」の一つとして位置付けます。

 今回販売を開始するSiebel製品は、米国シーベル・システムズ社(CEO=トーマス・シーベル 米カリフォルニア州サンマテオ)が開発した営業支援機能をもつ「Siebel Sales Enterprise」などCRMアプリケーションソフトウェアです。
 Siebel製品の導入により企業は、営業部門だけでなく、マーケティング部門、コールセンター、ヘルプデスク、フィールドサービスなどの顧客対応部門で顧客情報の共有を推進でき、企業自体を顧客中心型に変革し、競争力強化を図ることができます。

 Siebel製品の主な特徴には、

  1. 対面営業、フィールドサービス、インターネット販売など、多様化する顧客とのコンタクトの場面で、柔軟な対応が可能

  2. 医薬、金融、消費財、通信業界向けなど豊富な業種別テンプレートを提供

  3. 見やすく、操作しやすいユーザーインタフェース

  4. 豊富なビジネスモデルを提供し、市場および経営の変化へ柔軟に対応できるオブジェクト指向技術を採用することで、短期間でのカスタマイズが可能

などがあげられます。

 インターネットを一つの核とするEビジネスでは、「インターネット(ウェブ)系ビジネス」と「営業支援やコールセンターなどの人手の介在を必要とするビジネス」とが連携するビジネスモデルの実現が課題となりますが、Siebel製品はこの課題を解決するマルチチャネル対応のソリューションソフトウェアです。

 日本ユニシスはSiebel製品の販売にあたり、

  1. エンタープライズサーバー「ES7000」などを活用したデータセンター上でのSiebel製品の適用

  2. Eビジネス分野におけるOne to Oneマーケティング ソリューション ツール「BroadVision」や金融向け顧客マーケティングソリューション「CRMS21」と連携の提案、サポート

  3. OracleアプリケーションやSAPなどのERPシステムとの連携

などを積極的に展開し、日本シーベル社と連携したサポートサービスを提供します。

 Siebel の製品価格は、機能選択とユーザー数に応じて異なりますが、100ユーザー構成で約5,000万円からとなります。CRM/SFAを積極的に推進する企業を対象に、次期Siebel 製品の追加ラインナップも含め、今後3年間で約50億円の売上げを見込んでいます。