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Foresight in sight

ニュースリリース

2000年6月29日

日本ユニシス
インターネットを利用した異機種CADデータ変換サービスを開始

〜「CADCEUS」のASPサービスとしてアウトソーシング受託〜

 日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1 03-5546-4111(大代表))は、金型業界における3次元CADデータの効率的な受け渡しを支援するために、異機種CADデータ変換サービスを3次元統合CAD/CAM「CADCEUS(キャドシアス)」ASP(Application Service Provider)サービスとして7月より提供を開始します。

 世界的な競争が激化する昨今の製造業においては、"短納期"、"低コスト"、"高精度"という要求がますます高まる傾向にあります。このような動向の中、同業界では設計から製造まで3次元ソリッドデータによる"モノ作り"を実現し、リードタイムを大幅に短縮することが企業勝ち残りのための大きなポイントとなっています。
 しかしながら、製品設計・開発分野の企業で各社さまざまな3次元CADが利用されている現状にあって、試作や金型製作分野の企業ではビジネスチャンスを逃さないために、取引先ごとのCADシステムやダイレクト・トランスレータの導入が必要となり、設備投資が増大するという課題がクローズアップされています。

 日本ユニシスの3次元統合CAD/CAM「CADCEUS」は1992年に発表以来、10,000シートを超える販売実績があります。現在、同ソフトウェアは自動車・機械業界を中心に金型分野では日本におけるトップシェアを占め、海外展開においても国内での実績をベースに同ソフトウェアの拡販を図っています。
 また、「CADCEUS」はユーザニーズをきめ細かく反映するために1年に2度のバージョンアップを実施し、機能面の充実を図っています。最近では異機種との相互接続の問題を解決するために数多くのデータ交換機能を開発、提供しています。

 今回、日本ユニシスでは試作・金型業界が抱えるデータ交換の課題を解消すべく、インターネットを利用して「CADCEUS」データ変換サービスを開始し、WebベースのASPサービスとしてデータ変換作業のアウトソーシングを受託します。
 同サービスを利用することにより、受注の都度、取引先に合わせた3次元CADシステムやダイレクト・トランスレータを導入することなく、インターネットを使用し、低コストで、どこからでも、必要に応じてデータ変換を実施できるようになります。

 今回開始するデータ交換サービスの特徴は以下の通りです。

  ◎ ASPサービス
・必要な時に必要な時間だけシステムを利用
・システム設備投資負荷の軽減
  ◎ 豊富なデータ交換機能を利用可能
・ダイレクト変換(当初はCATIA、UniGraphicsのみ)
・IGES (注1) 変換
・STEP (注2) 変換

 データ交換サービスの価格は1ファイル7万円より。7月1日より限定ユーザに対し試行を実施し、本格的なサービス開始は10月からの予定です。