2000年5月30日
日本ユニシス
「信用金庫向けフルバックアップセンター」を設立
〜災害時の基幹業務継続運用を支援〜
日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1)は信用金庫を対象に、コンピュータセンターの被災等により基幹勘定系システムの稼働・運用が長期間不能となった場合、代替業務を行なうフルバックアップセンターを設立、10月よりサービスを開始します。
現代の社会において、金融機関のコンピュータシステムは重要な社会的基盤となっており、システムの停止は社会的に重大な影響を及ぼすことになります。このため、大規模災害(地震、火災、台風などの自然災害など)が発生し、金融機関における基幹システムの稼働・運用が長期間不可能になったことを想定した場合、その危機管理体制の整備は金融機関にとって重要な課題になっています。
日本ユニシスでは、1994年より流動性取引および為替業務を対象とした特定業務バックアップシステムを提供してきました。今回当社では信用金庫ユーザの要望に応え、すでに社会的基盤となった金融機関の勘定系システムを災害時にも遅滞なく稼働させるため、フルバックアップセンターを新たに開設するものです。これにより自営の信用金庫が単独で別センターを用意し、バックアップ機能を確保することに比べ、同センターを利用することにより最小のコストで災害・障害時の迅速な対応が可能になります。また有事の運用においても、運用そのものを全面的に請け負うサービスも用意いたします。
フルバックアップセンターは、日本ユニシス東中野センター(東京都中野区東中野2-7-14)、日本ユニシス新川センター(東京都中央区新川1-28-38)にシステムを構築し、同センターに設置したハードウェアとソフトウェアリソースにより、勘定系システムをそのまま稼働できるホットサイト方式を採用、日本ユニシス汎用コンピュータで稼働している信用金庫を対象としています。
災害発生から、フルバックアップセンターでのオンラインの立ち上げまでの目安は、データベース関連データおよび金庫担当者が到着後、オンライン・サービス開始まで12時間〜15時間と想定しています。
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