2000年4月26日
日本ユニシス
日本ユニコムから、次世代インタ−ネット・トレ−ディング用として
「Unisys e-@ction Enterprise Server ES7000」を受注
〜日本での「ES7000」初受注〜
日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲1-1-1 電話 03-5546-4111(代表))はこのたび、商品先物取引業の大手日本ユニコム株式会社 注)(社長=杉山宏史氏 東京都中央区日本橋蠣殻町1-38-11 電話 03-5623-5111(代表))から『Unisys e-@ction Enterprise Server ES7000』(以下『ES7000』)を受注しました。日本における同サーバの初受注となります。
日本ユニコムは、貴金属、穀物、ゴムを三本柱とする商品先物業界の大手であり、1997年4月からインターネット・トレーディングシステムとして『Windows® NT Server』ベースの「アクセスII」を構築、運用してきました。最近の当該システムへのニーズは、利用ユーザの急速な拡大とあいまって、従来の「手軽で手数料が安い」といった観点から、処理速度や安全性、信頼性など「システムの品質」へと移行しています。 また、携帯通信をはじめとするインターネット・ツールの登場は、商品先物業界にも新たな投資スタイルを生み、システム負荷などの予想を極めて難しいものにしているのが現状です。これに対応するために同社では、ミッションクリティカル業務に十分対応可能な信頼性、拡張性と高速性を実現できるシステムによる「アクセスII」の刷新を検討してきました。
一方日本ユニシスは今年3月8日(水)、最新のCMP(Cellular Multi Proccessing)アーキテクチャを採用し、インテルプロセッサを最大32個搭載可能なエンタプライズサーバ『ES7000』を発表し、ES7000と『Windows® 2000』をベースとした新世代データセンターシステム分野で、マイクロソフト社と「市場開拓」、「技術連携」、「サポート連携」における包括提携を行いました。そして同時に、ユニシス独自の CMP(Cellular Multi Proccessing)アーキテクチャを採用し、インテルプロセッサを最大32個搭載可能なエンタプライズサーバ『ES7000』を発表しました。
以降、『ES7000』と『Windows® 2000 Datacenter Server』の組み合せにより、大規模ミッションクリティカルシステム構築の安価での実現、および信頼性、可用性、拡張性の提供をキーワードとして営業活動を展開しています。
こうした背景による日本ユニシスの提案と、日本ユニコムの要件が一致し、『ES7000』とマイクロソフト社が本年発売予定の『Windows® 2000 Datacenter Server』の採用が決定しました。日本ユニコムでは、この組み合せにより「アクセスII」を次世代のインターネット・トレーディングシステムとしてリニューアルすることになります。
日本ユニシスにとって今回の受注は、ユーザのEビジネスの中核を担う重要なものであり、『ES7000』の可能性が日本市場で認められた最初のケースとなります。同社ではこれを、今後のセールスの大きな推進力になると確信しています。
なお日本ユニコムは、新システムの2000年10月本番稼働に向けて開発に着手します。
また日本ユニシスは、大規模高速トランザクション処理、ノンストップシステム実現などの技術面でこの開発を支援していきます。
【今回の受注に対する マイクロソフト株式会社 パートナービジネス事業部長 加藤浩一氏のコメント】
「これは当社と日本ユニシス株式会社がデータセンター分野で包括提携を行ったことに対する具体的な成果を示すものです。高い信頼性を目指し開発した『Windows® 2000』が、このような基幹システムに採用されたことを大変嬉しく思います。今後とも両社は協力して『ES7000』と『Windows® 2000 Datacenter Server』の組合せで、お客様のEビジネスを支援して参ります。」
注) | 日本ユニコム株式会社 店頭公開銘柄(証券コード 8744) |
* | 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
* | 関連URL: 「サーバー ES7000」 http://solution.unisys.co.jp/ |