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Foresight in sight

ニュースリリース

2000年2月7日

日本ユニシス
3次元CAM専用ソフトウェア『EXPERT CAM 2000』発表

〜金型製造の全工程を総合支援〜

  日本ユニシス株式会社(社長=天野順一 東京都江東区豊洲 1-1-1)は、金型製造業務におけるデータ交換から加工指示までの全工程を総合支援する本格的3次元CAM専用ソフトウェア『EXPERT CAM 2000(エキスパート キャム 2000)』を発表し、本日より販売を開始します。

  金型業界ではメーカからの「低価格」「短納期」の要求がますます高まり、受注を確保するためにはコスト削減、製作時間の短縮を図ることが必須になっています。
  この対策として同業界ではCAM専用ソフトウェアが急速に普及しつつあります。これらソフトウェアは経路計算指示からNCデータ(注)作成までが対象範囲です。したがって、データ変換機能を通じCAMソフトウェアに取込む初期CADデータに不具合箇所があると、正しいNCデータを得る事ができません。
  ところが、データ変換直後のCADデータには必ず不具合箇所が発生します。この場合、簡単な不具合箇所でも一度CADシステムに戻し、修正を加え、再度変換する必要があり、これらがコストと時間の増加の原因になっています。

  日本ユニシスでは1992年に国産唯一の3次元統合CAD/CAM「CADCEUS(キャドシアス)」を発表しました。現在10,000シートを超える販売実績があり、特に金型分野においては高い評価を得ています。
  今回、同社では金型分野で培った技術をもとに、ユーザの金型製造業務を即座に強化できる3次元CAMソフトウェア『EXPERT CAM 2000』を開発しました。
   同ソフトウェアでは、他社CAMソフトウェアにはみられない、Retouch(データ修復)機能やダイレクト・データ交換機能などの機能を組込み、金型製造におけるトータル・コストの削減と時間短縮を実現しています。   『EXPERT CAM 2000』では少ない初期投資で手軽に試用できるレンタル制度も採用しています。レンタルで試用し、効果を確認した後の買取りも可能です。さらにCADCEUSのCADを増設することで、スムーズに"統合CAD/CAMシステム"にアップグレードできます。

  『EXPERT CAM 2000』の機能を金型製造工程に沿って記述します。

データ交換機能
IGESとJAMA-ISを標準装備。また、CATIA、I-DEAS、Unigraphics、Pro/E等のダイレクト・データ交換ソフトウェアもオプションで提供し、高いデータ変換精度を実現。

データ交換機能

Retouch(データ修復)機能
データ変換後、面隙間、面抜け、面戻りなどが生じた場合、その場で修復ができる基本的なデータ修復機能(面創成系、面変更系、面上線、ワイヤ系、その他)を標準装備。現場からCADプロセスに戻して調整するなどの手間を省き、作業の効率向上が図れる。

経路計算・経路編集機能
等高加工、スキャン加工をはじめ、稜線部経路を自動作成する自動稜線加工、削り残し部分を自動認識する自動隅取り加工など様々な経路計算・経路編集が可能。
これにより正確なNCデータ(注)が生成可能。

製図パラメタや注記、寸法を含む加工指示書を自動作成可能。

  同ソフトウェアの対象OSはWindows NTです。

  『EXPERT CAM 2000』の価格は300万円。またレンタル価格は月額10万円。初年度500本販売する予定です。

  なお、同ソフトウェアについては次の日程で開催するセミナーで紹介します。

 2月23日(水)13:30〜 日本ユニシス本社 29階大会議室


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