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Foresight in sight

旧日本ユニシスのニュースリリース

1997年3月25日

沖電気と日本ユニシス
金融機関向け営業店システムソフトウェアの開発、販売で合意 〜 両社のノウハウを最大限に活かし、オブジェクト指向、Windows NTなど最新の技術と、営業店システムに求められる操作性、堅牢性を両立させるシステム構築が可能 〜

沖電気工業株式会社(社長:澤村紫光 東京都港区虎ノ門1−7−12)と日本ユニシス株式会社(社長:石栗一民 東京都江東区豊洲1−1−1)は、このたび両社が開発したソフトウェアを組み合わせた金融機関向け営業店システムを開発、販売していくことで合意しました。

当面、信用金庫や信用組合業界向けに97年4月より販売を開始します。
今後は他業態への適用についても共同検討を進める予定です。

金融機関向け営業店システムは、金融の自由化や顧客ニーズの多様化が進み、機能が高度化し、構成が複雑になるとともに、システムの更新サイクルが著しく短くなっています。一方、Windows NTの登場により、安全性、確実性が求められる金融機関の業務にも、PCによるクライアント/サーバシステムが適用できる環境が整ってきました。

こうした環境の中で金融機関向け営業店システムメーカは、「システム構造の改善で、システムの生産性、柔軟性の向上を図る」、「Windows NTをはじめとするオープンシステムをベースに、コストの抑制と拡張性の確保を図る」ことを目指して、業界標準OSやハードウェアを採用した新しい営業店システムを開発・提供しています。

日本ユニシスは、この考え方に基づき、オブジェクト指向の全面的採用により高い柔軟性、高品質、高生産性を実現する営業店システム「FBA Navigator」(エフ・ビー・エー ナビゲータ)を95年8月から販売を開始し、すでに複数の証券会社で本番稼働を迎えている他、勘定系ソリューションの整備を進めており、銀行、信用金庫での採用が決定し、現在本番稼働に向けての適用作業を進めています。

また、沖電気工業も、営業店システム構築のプラットフォームとなるソフトウェア群「JFORCE」(ジェイフォース)を95年1月より発売しています。
「JFORCE」は、優れた操作性をベースに勘定系と情報系業務の統合を支援し、アプリケーションの開発効率を向上させるミドルウェアとして、富士銀行をはじめ都市銀行、地方銀行で採用されています。

今回の合意に基づき、日本ユニシスと沖電気工業は、「FBA Navigator」と「JFORCE」のライセンスを相互に取得して、それぞれの製品の優れた機能を営業店システムに塔載していきます。
具体的にはユーザインタフェース、電文制御などのアプリケーション部分に「FBA Navigator」を、運用制御、ハードウェア制御などのミドルソフトウェア部分に「JFORCE」を適用します。

これにより、Windows NTをベースとする営業店システムの構築、運用の効率化を図ることができます。

【合意に至る経緯】

日本ユニシスの「FBA Navigator」は、金融機関業務オブジェクトをアプリケーションフレームワーク(共通処理部品群)として定義し、これをベースとして金融機関の要望に応じた独自のアプリケーションを構築できるなど「アプリケーション」部分に優れた機能を持っています。
また、沖電気工業の「JFORCE」は金融機関営業店システムの特性に対応した通信制御、画面制御、運用管理、金融周辺機器制御、セキュリティ管理などの「ミドルウェア」部分が充実し、特に堅牢性と現行端末機能継承の容易さに優れているという特徴が有ります。

「FBA Navigator」と「JFORCE」は、いずれもWindows NTで稼働するソフトウェアであり、これらを組み合わせることで、ユーザインタフェースからハードウェア制御まで、金融機関営業店システムに必要な機能のあらゆる部分で業界トップクラスの製品を提供できることとなります。

また、両社が提携することにより、それぞれのノウハウを最大限に活かしたシステム構築が可能となります。

商標、登録商標
  • Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国 およびその他の国における登録商標です。
  • WindowsNTの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
  • 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。