1996年1月23日
日本ユニシス
分散システム管理ソフトウェア
「DSmgr+」販売開始
日本ユニシス株式会社は、分散するマルチベンダ/マルチプラットフォーム環境のUNIXとPC(Windows環境)を統合運用管理する「DSmgr+(ディー・エス・マネジャー・プラス)」の販売を、本日より開始いたします。
PCの普及によってマルチベンダ分散システムの構築が急速に広がるに伴い、システムの運用管理が複雑化しています。「DSmgr+」は、オブジェクト指向管理基盤「Tivoli Management Platform凵vをベースにマルチベンダによる分散システム環境上のシステム資源の管理運用を支援するソフトウェアで、WAN/LANに接続されたシステムの運用、維持、管理を複数の製品で統合運用管理します。
「DSmgr+」は、日本ユニシスが提唱する運用管理体系「ASMF」における分散システム管理の中核となる製品で、平成6年2月に販売を開始した「Dsmgr」を拡充し、数万台規模の大規模分散システムに対応するとともに、PCを含めて管理対象プラットフォームを拡張するなど機能を強化、競合力のある価格体系を設けて今般新たに販売を開始いたします。
「DSmgr+」の主な特徴は以下の通りです。
- マルチベンダ機器への対応(HP/SUN/各社PC)
- マルチプラットフォームへの対応(UNIX/PC)
- オブジェクト指向技術の採用
- 小規模から大規模までの分散システム管理を実現
- 親しみやすい統合管理インタフェースの提供
- 企業情報システムの横断的統合管理
- 国際標準/業界標準への準拠
「DSmgr+」の製品構成と主要機能は以下の通りです。
((5),(6)が今回の追加製品)
(2)DSmgr/コンフィグ…ハードウェアの構成、配置、属性情報を統合管理
(3)DSmgr/フォールト…ハードウェア/ソフトウェアの障害検知、報告、履歴、管理障害回復支援
(4)DSmgr/リリース…ソフトウェアおよびデータ・ファイルの配布
(5)DSmgr/バックアップ…データの自動的、かつ高速なバックアップ/リストア(米国Legato社のNetWorker凾xースとする)
(6)DSmgr/ジョブ…バッチ・ジョブのスケジュール、起動、実行監視、リカバリ機能
なお、今後の開発提供予定は以下の通りです。(提供予定時期:平成8年9月)
(1)DSmgr/パフォーマンス…UNIXマシンの性能の管理(2)DSmgr/アカウント…システム資源の使用量に応じた課金処理の管理
(3)SMS連携機能…Microsoft社のSystems Management Serverと連携し、SMS配下のPCを管理
販売価格は、マネジャー(UNIX)が20万円/製品、エージェント(UNIX)が10万円/製品、エージェント(PC)で3万円/製品より。
ただしエージェントについては、購入数量によりUNIXが5万円、PCが8千円までの台数割引があります。
3年間で500セットの販売を予定しております。
- 商標、登録商標
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- 「ASMF(Advanced Systems Management Framework)」とは、マルチベンダ環境におけるインフォメーション・ネットワークを統合的に運用管理するためのフレームワーク(製品体系)です。です。
- Tivoli Management Platformは、米国Tivoli Systems Inc.の登録商標です。
- NetWorkerは、米国Legato社の登録商標です。
- その他記載の社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
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