1996年5月2日
国内最大規模のクライアント/サーバシステム
三井物産にて本格稼働
〜 ディスク容量3テラバイトの基幹システム 〜
日本ユニシス株式会社(社長=石栗一民、東京都江東区豊洲 1-1-1)は、三井物産株式会社(社長=熊谷直彦氏、東京都千代田区大手町 1-2-1)において、UNIXサーバ10台(計80プロセッサ、総メモリ容量:9.9ギガバイト、総ディスク容量:3.2テラバイト)、フレームリレーを介するネットワークサーバ81台、クライアント2500台、データベースにオラクル社製RDBMSを採用した国内最大規模のクライアント/サーバシステムを96年4月から稼働させました。
同システムは、“MISA”(ミサ、Mitsui Information System Archit ecture)構想として約2年半にわたり開発を進めてきたもので、従来ホスト集中処理であった全社9営業本部の「営業決算システム」を各本部ごとに設置のUNIXサーバに置き換え、コストの大幅削減を実現するとともに、クライアントにPCを採用することにより、業務処理の操作性向上と同インフラ上でのOAツールの活用を図っております。
システム開発は、日本ユニシスをSI(システム・インテグレーション)の中心として、株式会社東芝(社長=佐藤文夫氏、東京都港区芝浦 1-1-1)、及び三井情報開発株式会社(社長=丸山秀治氏、東京都千代田区麹町 3-7-4)と共同で進めました。 また大規模分散システムの基盤ツールには、分散システム管理ソフトウェアである日本ユニシス『DSmgr+(ディーエスマネージャプラス)』を採用しております。
営業本部サーバを、日本サンマイクロシステムズ社製UNIXサーバに統一して、決算処理の基幹部を実行する仕組みを構築し、ネットワークサーバ(PCサーバ)及びクライアントPCは、MISAプラットフォーム規準において導入するソフトウェアのバージョン等を規定することにより、各営業部門が独自に機器選定を実施してマルチベンダ環境での基幹システム稼働を実現しました。さらにクライアントPCにはMS-MAIL、MS-OFFICE等のOAソフトも導入して、業務用/OA用としての利用を展開しております。
“MISA”の特徴は、次の通りです。
- 国内最大規模のクライアント/サーバ構成。
~UNIXサーバ10台の構成合計
・総CPU数 :80
・総メモリ容量 :9.9GB
・総ディスク容量:3.2TB(=3200GB) - オープン・システムの最先端を進むマイクロソフト、オラクル、 サンマイクロ製品のインテグレーションによる、マルチベンダ環境 での新システム稼働。
- 運用管理システム『DSmgr+』による処理の分散と管理の統合。
~運用管理サーバ下の監視端末(UNIXワークステーション)
からの、各営業本部サーバの
・構成管理
・障害管理
・プログラム配布管理
・バッチJOB運行制御管理
等稼働状況管理の実現。
なおシステム内容、規模については、
会計エントリ、入出金エントリ、外為エントリ
新約定システム、新MMシステム
営業決算ブロック1、ブロック2、営業決算バッチ(帳票関連)
12管理システム、決算情報システム
の各サブシステムからなり、2年半の期間で約2000人月を投入しております。
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