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ニュースリリース

1996年5月30日

日本ユニシス
新PCシリーズ「AQUANTA」販売開始

 日本ユニシス株式会社は、新PC(パーソナル・コンピュータ)シリーズ「AQUANTA(アクアンタ)」3機種12モデルの販売を本日より開始します。


 ビジネス市場で使用されているPCは、顧客ごとにメモリー容量や組み込むボード、ソフトウェア等の仕様が異なっているのが現状です。従来はメーカーが標準品をベースにオプションとして個別に顧客の要望に対応するか、あるいは購入後に顧客自らが部品等を組み込むなどで対応していました。  これに対し、常に顧客の立場に立ったシステムの提供を第一に考えてきた米国ユニシス社は、個々の顧客が要求する仕様に沿ったPCを受注し、組み立ての後に最終テストを実施して納品するBTCO(Build−To−Customer−Order)方式と呼ぶ生産システムを大手ベンダーとして世界で初めて確立し、すでにPC全製品の生産、販売に適用しています。


 BTCO方式の適用による主な利点は以下の通りです。


 1.高品質性の確保

     セル方式(個人による一貫した製造)の採用と、仕様に沿った製品組み上げ後の確認とテストの自動化の実現で、安心して使える質の高い製品を出荷できます。

 2.コストの削減

     製品在庫をもたないことと部品在庫を共有することでコストの削減が可能となり、競合 力のある価格設定が可能となります。

 3.新技術の早期投入(HOTtech=ホットテック)

     インテル社、マイクロソフト社などのベンダーと密接な協力体制を築くとともに、製品在庫を持たないため、いち早く新技術を採用した最先端製品を市場投入できます。(このことをユニシスでは“HOTtech”と呼びます)

    日本ユニシスと米国ユニシス社は、日本で供給されるPC全製品を全面的にこのBTCO方式による出荷形態へと年内に移行する予定で準備を進めています。また、HOTtech製品を日米同時に出荷できる体制も同時に確立する予定です。

    日本ユニシスは、今後も急激な伸びが期待されるPCサーバーを中心にビジネス市場に向けたPCの販売・サービス体制強化を図っていますが、今後販売を開始するPCシリーズの名称を「AQUANTA(アクアンタ)」と改め、オーシャン・ウェーブを基調テーマとしたデザインやブランド・イメージの統一などを図り、ブランド力の向上にも努めていきます。

    「AQUANTA」の名称は“aqua(水)”のもつ「清涼さ」「凛とした美しさ」を表すと共に、“水”から転じて、波のもつ「力強さ」「永続性」をイメージして名付けられました。


 本日販売を開始する「AQUANTA」3機種12モデルは以下の通りです。


 1.ラックマウント・PCサーバー「Aquanta QR」

    Pentium166MHz、1CPU、メモリ64MB、HDD2GB内蔵 本体価格は299万円より。出荷開始は本年7月。

 2.デスクトップPC「Aquanta DL」8モデル

    ①Pentium75MHz、メモリ8MB、HDD1GB内蔵モデル本体価格は19万9千円より。
    ②Pentium100MHz、メモリ16MB、HDD1GB内蔵モデル本体価格は28万8千円より。
    ③Pentium133MHz、メモリ16MB、HDD1GB内蔵モデル本体価格は33万8千円より。

    ④Pentium166MHz、メモリ16MB、HDD1GB内蔵モデル本体価格は39万9千円より。


 上記各モデルには、Windows3.1プリインストール・モデルと、Windows95プリインストール・モデルがあります。出荷開始は本年7月。


 3.ノートPC「Aquanta MN」3モデル

    ①Pentium120MHz、TFT液晶、メモリ8MB、HDD810MB内蔵モデル

    本体価格は45万8千円より。

Windows3.1プリインストール・モデルと、Windows95プリインストール・モデルの2モデルがあります。

    ②Pentium120MHz、TFT液晶、メモリ8MB、HDD1.2GB内蔵モデル
    本体価格は53万8千円より。(Windows95プリインストール・モデルのみ)
    出荷開始は本年8月。


 「AQUANTA」は、年内にラックマウント・サーバーからノートブックまでフルライン9機種をシリーズ化し順次販売を開始いたします。「AQUANTA」シリーズを含めたPCの販売目標は今年度9万台を予定しています。


*記載の会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。