ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

※本ソリューションは、販売を終了させていただきました。

2008年8月26日

日本ユニシス
「統合ログ管理ソリューション」に勤怠差異自動検知機能を提供開始

〜 従業員の勤務報告と入退館記録の自動的な突き合わせを実現 〜


本文

 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井勝人、以下 日本ユニシス)は、勤怠管理システム上の自己申告の勤務時間情報と入退管理システムによる入退館記録を自動的に突き合わせ、その差異を検知して報告する勤怠差異自動検知機能を「統合ログ管理ソリューション」の機能として本日から提供開始します。

 統合ログ管理ソリューションは、日本ユニシスが2007年6月25日に提供開始したソリューションで、企業内のログ情報を収集・保管・分析・報告・監視する仕組みを構築し、実効性のある運用の実現によって、情報セキュリティや内部統制などの社会的な要請に対応するソリューションです。
 本ソリューションは、企業に散在する現状のログの運用管理状況を可視化するとともに、ログ管理のあるべき姿を提示するコンサルティングから、それを実現するための要件定義サービス、統合ログ管理システムの構築・運用支援・保守に至るまで一貫したサービスを提供しています。

 このたび提供開始する勤怠差異自動検知機能は、「統合ログ管理ソリューション」の普及を目的に開発したもので、本ソリューションを導入するユーザーに提供します。

 本機能は、従業員による自己申告制を前提とした勤怠管理システムの「勤務時間」情報と、執務する建物や執務室への入退管理システムによる「入退館または入退室時刻」記録の両方を収集し、自動的に突き合わせ、その差異を検知して報告するものです。「自己申告の情報」と「実際の行動記録」との差異を検知することにより、会社は、従業員の適正な労務管理を行うことが可能になります。
 なお本機能は、すでに導入・運用している既存の勤怠管理システムや入退管理システムにも適用可能です。

 日本ユニシスは、「統合ログ管理ソリューション」の売上を今後3年間で3億円規模と見込んでいます。

 この機能によって提供する主な特徴は、以下のとおりです。

  1. 適正な労働時間管理を実現
    「統合ログ管理ソリューション」の中核をなすアプライアンス製品であるRSA enVision(注1) および突き合わせ機能を利用し、適正な労働時間管理と事実を基準とした労働時間のモニタリング(注2)を行うことが可能になります。本機能で実現するモニタリングは、労働時間の適正把握などに効果を発揮します。

  2. 企業環境に合わせた柔軟な対応が可能
    本機能は、差異や検知および報告するタイミングなど柔軟に変更できます。(例えば、差異が2時間以上かつ1カ月に5回以上の人を抽出すると設定するなど)また、差異が検知された場合、定期的に当人あてに電子メールで通告する機能(オプション)もあります。
    さらに入退管理システム以外のシステムにおいても、従業員が利用するクライアントPCの電源投入/切断時間、サーバへのアクセス時刻との突合など、様々な対応が可能です。

  3. 勤務時間履歴、入退管理履歴などのレポート作成機能を提供
    突き合わせ機能により警告履歴、傾向などを一覧表にしたレポートが出力できます。本レポートは、定期的な報告書として利用および、各種検査や監査の際の証跡として活用も可能ですので、人事部門担当者の報告書作成の負担を軽減できます。

  4. 取り込んだ記録を、安全かつ低コストに保管
    RSA enVisionが持つ暗号化機能により、取り込んだ記録(入退館ログなど取り込んだ各種ログ)を安全に保管できます。また、それらのログは高い圧縮率(最大95%)で保管するため、必要ディスク容量も少なくなり、低コストで保管することができます。
勤怠差異の自動検知機能の仕組み

以上

注1:RSA enVision
「統合ログ管理ソリューション」の中核をなすアプライアンス製品です。 企業内のサーバ類、ネットワーク機器などのログは、それぞれの機器に蓄積され、相互に関連性がない状態ですが、RSA enVisionは、それらのログを収集し、ログの相関分析アラートや過去のログの傾向や分析をすることが可能になります。つまり、シングルポイントで、すべてのログを管理することにより、障害対応・分析、インシデント対応、コンプライアンス対応に必要となる工数を、大幅に削減することができます。RSA enVisionは、内部統制、情報セキュリティに大きな効果が期待できます。

注2:モニタリング
内部統制が有効に機能していることを継続的に評価するプロセスをいいます。モニタリングにより、内部統制は常に監視、評価および是正されることになります。モニタリングには、業務に組み込まれて行われる日常的モニタリングおよび、業務から独立した視点から実施される独立的評価があります。
【セミナーのご案内】
■テーマ Unisys Hot Solutions Week 2008
【 セッション:1212 】「労働時間の申請と事実のモニタリングを実現!〜未支払い賃金リスクの低減を目指して〜
■開催日時 9月12日(金)15:30〜16:15
■開催場所 日本ユニシス株式会社 本社ビル 東京都江東区豊洲1-1-1

注釈/リンク

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