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2008年8月21日
日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社(本社:東京都新宿区、社長:山本 敏郎、以下UEL)は、樹脂金型企業向けに、3次元データを金型設計の初期プロセスである構想設計から有効活用することを目的とした構想設計ソフトウェア「CADMEISTER® MOLD-LAYOUT」を本日から販売開始します。
日本の金型は、「モノ作り」のBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)シフト傾向の現在、その品質向上・納期短縮の要求はますます高まる傾向にあります。その要求に応えるため、金型製作の上流工程である金型要件成立性と構想設計プロセスの重要性が再認識されています。
金型設計のQCD※は、金型要件成立性の検討と構想設計のプロセスで80パーセントを決定します。特に設計の初期段階である構想設計は、依頼主へ早期に構想図を提出して承認を受け、金型製作の受注を決定するための重要なプロセスとなります。
QCD=Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)の頭文字をとったもの。
構想設計では、金型の仕様や構造に加えて、自社ノウハウなどの様々な要件による試行錯誤を繰り返しますが、多くの金型メーカーではこの構想設計を2次元設計で作業しているのが現状です。しかし、製品メーカーによる製品設計は3次元設計が主流となっており、金型メーカーへ提供されるデータは3次元形状が約90%を占めています。
そのため、金型メーカーでは、3次元形状データを用いた3次元設計を有効な手段として要望しており、UELはこれに対応すべく3次元構想設計ソフトウェアを業界で初めて開発しました。
樹脂金型用3次元構想設計ソフトウェア「CADMEISTER MOLD-LAYOUT」の主な特徴は次のとおりです。
「CADMEISTER MOLD-LAYOUT」の価格は、既にCADMEISTERを導入しているユーザーには追加費用として年間使用料20万円(消費税込み)、新規にCADMEISTERとともに導入する場合は、パッケージ商品「CADMEISTER MOLD-LAYOUT-PKG」として年間使用料86万円(消費税込み)となります。
1年間で200本の「CADMEISTER MOLD-LAYOUT」の販売を目指します。
UELは今後データベース化した情報をもとに流用設計を可能とする機能を追加していきます。また、設計ノウハウの構築と活用を可能とする機能によって3次元設計を更に推進していきます。
以上
1.部品呼出・配置 | :登録部品を指定した寸法値にサイズ変更を実行して呼び出し配置する。 |
2.部品編集 | :指示した寸法値にサイズ変更を実行する。 |
3.部品移動 | :移動操作が確定するまで選択された部品を連続して移動する。移動だけでなく複写も行う。 |
4.水管回路作成・編集 | :水管を各軸方向に連続配置して回路を作成する。同時に干渉もチェックする。 |
5.スライド配置・変更 | :スライドユニットを配置変更・検討する。 |
6.傾斜コア配置・変更 | :傾斜コアユニットを配置変更・検討する。 |
7.構想図、材料取図 | :モールドベースおよび構成部品群を図面化する。外形寸法等も自動的に記入する。 |
8.金型仕様入力 | :金型仕様書の情報を入力し型構造の必要部位を表示(配置)する。 |
* | CADMEISTERは、日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社の登録商標です。 |
* | 関連資料: 「CADMEISTER MOLD-LAYOUT」による3次元樹脂金型の構想設計画面 (pdf資料、134.21KB) |
* | 関連URL: 「CADMEISTER」 http://www.excel.co.jp/cadmeister/ |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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