ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

平成18年6月1日

ユニアデックス
3種類の制御方式に対応した「ネットワーク検疫ソリューション」を提供
〜 運用性に優れたPFU製検疫ソフトウエアと各種ネットワーク機器を組み合わせて 〜


本文

 ユニアデックス株式会社(本社:東京都江東区、社長:高橋 勉、以下 ユニアデックス)は、ネットワーク接続機器に対して、ウイルス対策ソフト導入状況をはじめ、不正なPCの接続や禁止ソフトの導入などを検査する「ユニアデックス ネットワーク検疫ソリューション」を6月5日から提供します。
 本ソリューションは、株式会社PFU(以下 PFU)の検疫ソフトウエア「iNetSec® Inspection Center」をベースに主要な3種類の制御方式へ対応できることで、各種ネットワークとの柔軟な連携が可能です。

 本ソリューションが実現する3種類のネットワーク機器制御方式は「ゲートウエー方式」「NAC(注1)方式」「IEEE802.1X(注2)方式」で、いずれも、「iNetSec Inspection Center」の検査結果(セキュリティーパッチ、ウイルス対策ソフトの導入状況、禁止ソフトウエアの導入状況、ファイアーウォール設定など)に基づいて制御を行い、セキュリティーポリシーに違反するクライアント端末からのアクセスを防御することが可能です。

 ユニアデックスはこれまで、パソコン単体での検疫システムや資産管理システム(ユニアデックス製ADMi-21®シリーズ(注3))の情報収集機能を利用した検疫システムを提供してきました。今回は、企業規模や目的(既存システム環境への増設、新規構築など)によって千差万別なネットワークへ柔軟に対応することを可能にした「ユニアデックス ネットワーク検疫ソリューション」をラインアップに加えることでユーザーの選択の幅を広げていきます。

「ユニアデックス ネットワーク検疫ソリューション」の主な特徴は以下の通りです。
  1. 「ゲートウエー方式」「NAC方式」「IEEE802.1X方式」の3方式に対応し、多様なネットワーク構成に柔軟に対応可能
  2. 検疫辞書の取得から検疫ポリシーの設定までを自動化することで、検疫ネットワークシステムの管理が不要
  3. 禁止ソフト検査プラグインによる禁止ソフトウエアの検査機能
  4. 端末/ユーザー認証機能による不正な持ち込みPC検出機能

以上

注1:NAC
NAC(Network Admission Control)方式(もしくは構想)とは、自己防衛型の検疫ネットワークソリューションの一種で、コンピューター単独ではなくネットワーク自身の認識・防御・対応能力を向上させ、ネットワーク全体としてウイルスやワームなどの脅威から切り離す次世代セキュリティー構想であり、2004年にシスコシステムズが提唱しました。複合型のウイルスやワームに対する堅固な防御が可能になります。

注2:IEEE802.1X
IEEE802.1Xとは、米国電気電子学会(IEEE)によって定められた、ネットワークに接続するユーザーの認証を行う仕組みを定めた規格。ネットワークに接続した時点で、「ユーザーIDとパスワード」や電子証明書を用いて正当であるユーザーが接続を許可されます。

注3:「ADMi-21」
「ADMi-21」は、ライセンス/バージョン管理、セキュリティーの確保など、日常的に必要とされる管理業務を統合、効率化するためのIT資産管理システムです。IT資産管理の機能に加え、ITILテンプレートが利用可能で、企業の運用管理部門は、ITILベースの最適化された管理プロセスによって多くの運用課題を解決し、障害や遅延から解放された快適なシステム利用環境をユーザーに提供することができます。


注釈/リンク

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