ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

ユニアデックス
不正パソコンなどを強制的に排除する「自己防衛型検疫ソリューション」を販売開始

〜 業界で初めて有線/無線LANの共通認証基盤を提供し、より強固で管理しやすいセキュリティー環境を確保 〜


本文

 ユニアデックス株式会社(本社:東京都江東区、社長:福永 努、以下 ユニアデックス)は、外部からの持ち込みパソコンや、企業が定めるセキュリティーポリシーに違反しているパソコン、および不正に設置された無線アクセスポイント、ウイルス/ワームなどを企業内ネットワークから排除する『自己防衛型検疫ソリューション』の販売を7月21日(木)から開始します。

 昨今、企業において注目されている「検疫ネットワーク」市場に対し、ユニアデックスではこれまで、パソコンに組み入れるソフトウエアで自身を検疫する非ネットワーク型の「クライアント検疫ソリューション」を、安価で導入しやすい商品として投入してきました。
 しかしながら、現在では、ネットワークに勝手に持ち込まれるパソコン対策を重視する企業が増えてきています。今回当社では、これらニーズに対応するため新たなネットワーク型の検疫ソリューションの投入を決定するとともに、セキュリティー事業のさらなる拡大を図っていきます。

 ユニアデックスが新たに販売開始する『自己防衛型検疫ソリューション』は、当社独自開発の「検疫サーバー」と、アルバワイヤレスネットワークス社製のスイッチとの連携を基盤に、認証/検査/隔離/復帰の基本機能を提供し、自己防衛を重視した「監視機能」と「遮断機能」、運用管理を考慮した「IT資産管理機能」も付加しています。

 企業が定めたセキュリティーポリシーに違反しているパソコンをネットワークから隔離し、隔離ネットワーク内において脆弱性対策、ウイルス/ワーム感染対策(パッチ適用など)を施すことはもちろん、侵入検知ツールやアンチウイルス製品など各種セキュリティー対策ツールと連携し、ネットワーク上に不正に設置された無線アクセスポイント、ウイルス/ワームなどを常時監視、発見時に直ちに遮断/排除することが可能です。これにより、自己防衛機能をより強力にし、ネットワークを要塞化することが可能となります。

 最大の特徴は、有線LAN/無線LANの接続種類を問わず、認証基盤と認証後のアクセスコントロールを一元的に管理/制御する機能を搭載したことです。この機能は、現在主流になっている第3世代無線LANアーキテクチャー、つまりアクセスポイントやパソコンをひとつのスイッチ下で管理する考え方を有線LANにも適用することにより実現したもので、IT業界で初めて提供する機能になります。これにより、有線LAN/無線LAN間のセキュリティー強度の格差がなくなり、全体的に強固で管理しやすいセキュリティー環境が完成します。

 なお、『自己防衛型検疫ソリューション』が持つ「IT資産管理機能」は、ユニアデックス製のIT資産管理システム「ADMi-21® (注)」との連携で実現します。「ADMi-21」の機能により、ネットワーク上のパソコンの品番/リース期間/アプリケーションソフト搭載状況などの管理が可能なほか、各パソコンの検疫状況(検疫済みか否か/検疫履歴など)の把握やそのパソコンの管理者の把握も可能となります。さらに、ヘルプデスク機能により、検疫にまつわるトラブルに対してヘルプデスク担当者が迅速に対応することも可能で、セキュリティー対策向上のために必要な運用面の機能を提供します。

 (*各機能/製品の出荷予定時期は、「監視機能」「遮断機能」が8月から、「検疫サーバー」および「ADMi-21」との連携機能が10月からです。)

 ●『自己防衛型検疫ソリューション』の特徴/効果

 
  1. 検疫ネットワークに「遮断機能」「監視機能」を付加し、不正アクセスやウイルス/ワームなどの脅威を自律的に排除する“自己防衛力”と“ネットワークの高機密性”そして“感染の低減”
  2. 有線と無線の共通認証基盤確立による“ネットワークの入り口強化”と“高効率のネットワーク構築”
  3. 有線/無線/インターネットVPN(Virtual Private Network)と、接続の種類を選ばない“高接続性”
  4. 企業としての社会的責任に結びつく“セキュリティーポリシーの徹底”
  5. ネットワーク/セキュリティー/IT資産の“統合管理”

 ●「自己防衛型検疫ソリューション」が提供する主な機能

 
フェーズ 機能
接続 有線/無線/インターネットVPN等、接続の種類を問わず一元的に管理
認証 各種認証方式(IEEE802.1x、WEB、MAC)をサポート
検査(検疫) ウイルス定義ファイル、パッチの更新状況の検査
企業が定めるポリシーに違反するパソコンを検知
隔離(検疫) ウイルス定義ファイル、パッチの未導入パソコンの隔離
企業が定めるポリシーに違反するパソコンの隔離
感染の疑い、感染確率の高いパソコンの隔離
復帰(検疫) ウイルス定義ファイル、パッチの導入促進
健全化させたパソコンの社内ネットワークへの復帰
監視 ネットワークを流れるウイルス/ワームを監視
不正に設置された無線アクセスポイントの監視
遮断 ネットワークを流れるウイルス/ワームを排除
不正に設置された無線アクセスポイントの排除

以上



注:ADMi-21
ユニアデックスの「ADMi-21」は、ライセンス管理やセキュリティー管理など、日常的に必要とされる管理業務を統合、効率化するためのIT資産管理システムとして、高い評価を得ています。「ADMi-21バージョン5」は、ライセンス/バージョン管理、セキュリティーの確保など、効果的なIT資産管理の機能に加え、ITIL(IT Infrastructure Library:情報システムの運用/管理に関するガイドライン)テンプレートを利用可能。企業の運用管理部門は、ITILベースの最適化された管理プロセスによって多くの運用課題を解決し、障害や遅延から解放された快適なシステム利用環境をユーザーに提供することができます。

注釈/リンク

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