ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

日本ユニシス
医療画像管理ソリューション「PACS」販売開始

〜 イメージワンと業務提携し、放射線部門に対しソリューションを提供 〜


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 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:籾井 勝人、以下 日本ユニシス)は、株式会社イメージワン(本社:東京都新宿区、社長:梨子本 絋 氏、以下 イメージワン)と医療画像管理ソリューション「PACS(Picture Archiving and Communication System)」ビジネスにおいて業務提携し、医療業界に向けて両社の持つソリューションの販売を開始します。
  「PACS」は、CT(Computed Tomography:コンピューター断層撮影装置)、MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴診断装置)などの医療機器から生成されるデジタル画像を採集、保存、管理、診断、情報処理に利用し、フィルムレス運用を支援するアプリケーションシステムです。

  昨今の医療業界においては、受診者へのサービス向上を実現するためにIT化促進が不可欠であり、その基本となる電子カルテシステムの早期普及が求められています。この電子カルテ実現のためには、医療画像情報のデジタル化や管理するためのシステム化が必須です。

 今回、日本ユニシスは、これまでに医療業界に提供してきた総合医療情報システム「UniCare® (注1)シリーズに、イメージワンの医療画像管理ソリューション「POP-Net 」(注2)を新たにラインナップし、放射線部門に対し「UniCare」シリーズの新パッケージとして販売を開始します。イメージワンは、DICOM(注3)画像保管・配信サーバーシステム、遠隔診断・医療機関連携用サーバーなど医療画像事業分野で、特に実績があります。

 
 「UniCare」シリーズ新パッケージの特徴は以下のとおりです。
■電子カルテやオーダーエントリーなどとの連携は、URLリンクによって容易に接続が可能。
■ActiveX® (注4)の採用により電子カルテ端末へもオリジナル画像を高クオリティ、高速に配信可能。
■医用超音波などの動画像、カラー画像の配信が可能。
■DICOM規格画像(SOPクラス(注5)55種類)に対応しており、DICOM対応のあらゆる検査装置との接続が可能。

 「UniCare」シリーズ新パッケージの価格は、基本構成でハードウェア・ソフトウェア、システム開発・導入費用などを含めて約1,500万円からです。日本ユニシスでは、今後3年間で30病院への販売、10億円の売上を目指しています。

 
 なお、平成16年7月から、日本ユニシスグループのユニアデックス株式会社(本社:東京都江東区、社長:福永 努)は、イメージワンと協業し、以下のサービスを提供しています。
■医療画像保管・表示ネットワークシステムの調達機器の一括納品。
■サーバーへのソフトウェア導入(キッティング)。
■医療機関へのネットワーク導入・構築。
■導入後のサーバー稼働監視。
■ヘルプデスクサービス。

 今後も日本ユニシスグループは、イメージワンとの連携を深め、医療業界への展開を積極的に推進していきます。

以上

注1:UniCare
電子カルテ(Karte)、オーダリング(Order)、Account(医事会計)から構成する日本ユニシス総合医療情報システム。
注2:POP-Net
  DICOM、IHE-Jに適合したイメージワン医療画像管理ソリューション。
注3:DICOM
  Digital Imaging and COmmunications in Medicine の略称。「医用デジタル画像と通信」に関する標準規格。
注4:ActiveX
  Microsoft® が提唱し、強力に推進する新しいインターネットテクノロジー。
注5:SOPクラス
  Service Object Pair の略。DICOMが定義する機能の種類。機能の種類として、保存可能な画像の
種類、通信仕様、圧縮形式などがあり、 POP-Net が 保存可能な画像の種類は、55種類と業界No.1を誇る。

注釈/リンク

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