ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

日本ユニシス・ソリューション
GPS携帯電話で撮影した画像をWeb地図上に自動配置するソフトウェアを発表

〜 GPS携帯電話の機能を利用したSIサービスを本格開始 〜


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 日本ユニシス・ソリューション株式会社(本社:東京都江東区、社長:丸山 修、以下 日本ユニシス・ソリューション)は、携帯電話のGPS機能、カメラ機能、メール機能と、パソコンのリッチクライアント(注1)技術を組み合わせ、ユーザがGPS携帯電話で撮影した画像/位置情報をWeb地図上に自動的に配置・表示・管理するソフトウェア(以下、GPS携帯ソリューション)の販売を本日から開始します。
 同時に、当社ではこのGPS携帯ソリューションが提供する基本機能をベースに、利用シーン・適用分野にマッチしたシステム構築を実現するSI(システム・インテグレーション)サービスを提供していきます。

 GPS携帯ソリューションの典型的な利用シーンとしては、Webフォトアルバム、ユーザの口コミ情報収集・公開や、輸送情報、観光情報、事故情報、不動産物件情報、工事進捗管理などを適用するビジネスユースモデルを想定しています。

 GPS携帯ソリューションの主な機能は以下のとおりです。

■ 画像を空間軸と時間軸で管理
  "いつ"、"どこで"、"何を"撮影したか、一目でわかるユーザインタフェースを実現。
■ 画像の自動配置
  ユーザがGPS携帯電話で撮影した写真をWeb地図上に自動的に配置。
■ 画像のプロパティ管理
  パソコンから画像の公開/非公開、コメントなどの設定が可能。非公開に設定した画像は登録者のみが閲覧可能。
■ 他システムとの連携機能
  ユーザ情報管理など他システムとの連携機能のインタフェースは、XML Webサービスで実装。また、使用するブログ(インターネット上の日記風サイト)を事前登録することにより、画像を外部のブログに送付することも可能。

 日本ユニシス・ソリューションは、ISP事業者、報道機関、自治体、旅行業界などの業界向けにGPS携帯ソリューションを販売し、今後3年間で本ソフトウェアを利用したSIサービスを含み、10億円の売り上げを目指しています。

 GPS携帯ソリューションは、6月1日〜6月3日に開催される「LinuxWorld Expo/Tokyo 2005」の日本ユニシス/ユニアデックスブースにおいてデモンストレーションを初公開します。

 なお、このGPS携帯ソリューションは、有限会社assistant(所在地:東京都渋谷区、代表者:松原 慈 氏)が持つ独立行政法人情報処理推進機構の「平成15年度IPA未踏ソフトウェア創造事業採択案件(注2)」をベースに開発したものであり、関連した特許(注3)が出願されています。

以上

注1:リッチクライアント
  リッチクライアントとは、ユーザが使用するパソコンの性能が向上したため、従来のメインフレームやサーバで行っていた処理の一部を、ユーザのパソコンで処理、それによってユーザの利便性が増すことをいう。リッチクライアントにより処理が分散化され、インターネットや社内システムが快適に動作する。
注2:平成15年度IPA未踏ソフトウェア創造事業採択案件
  採択者氏名(代表者):須之内 元洋
テーマ名:位置情報を用いた都市型空間情報ハイパーリンクシステム
URL:http://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/15mito/mdata/10-45.html
注3:関連する特許
  出願番号:特願2002-380100号
発明の名称:位置情報を用いた都市型コミュニティシステム

注釈/リンク

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