ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

日本ユニシス、マイクロソフト、アシストの3社は、SQL Server を中核とした
エンタープライズ向けビジネス インテリジェンス分野でのシステム構築の
共同提案・共同提供を開始


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 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:島田 精一、以下 日本ユニシス)、マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表執行役 社長:マイケル ローディング、以下 マイクロソフト)、株式会社アシスト(本社:東京都港区、代表取締役:ビル・トッテン、以下 アシスト)の3社は、Microsoft® SQL ServerTMを中核としたエンタープライズ向けビジネス インテリジェンス(注1)分野において、共同でシステムを提案、提供していくことで合意し本日(2月2日)から提案、提供を開始しました。

 3社はビジネス インテリジェンス分野における、以下のシステム構築を中心に、今後急速な増加が予測されるメインフレームのオープン化や、64ビット環境によるデータベース・サーバの再構築を検討している顧客を対象に、今後2年間で50億円の売上げを目指します。

大規模DWH(注2)・DM(注3)システム
OLAP(注4)分析システム
大規模レポーティング システム

 日本ユニシス、マイクロソフト、アシストの3社は、以下をIT基盤として大規模DWH・DMシステムの構築からOLAP分析や大規模レポーティング システムの構築にいたる統合ビジネス インテリジェンス環境を共同で顧客に提供します。

●IT基盤

日本ユニシスの大規模Windows サーバ「Unisys Enterprise Server ES7000(以下 ES7000)」
マイクロソフトの「Microsoft® Windows Server®2003 Datacenter Edition および Windows Server 2003, Datacenter Edition for 64-Bit Itanium-based Systems(以下 Windows Server 2003 DE)」
マイクロソフトの統合ビジネス インテリジェンス プラットフォーム「Microsoft® SQL ServerTM 2000 Enterprise Edition および SQL ServerTM 2000 Enterprise Edition (64-bit)(以下SQL Server 2000 EE)」
アシストのレポーティング ツール「WebFOCUS」

 「ES7000」と「SQL Server 2000 EE」、および「WebFOCUS」を組み合わせることにより、短期間でのDWH・DMシステムやレポーティング システムの構築が可能になり、システムを構築する上での生産性の向上と、大規模システムにおける信頼性、拡張性、安定性を提供します。

日本ユニシス

 日本ユニシスはビジネス インテリジェンス分野において、「ES7000」と「SQL Server 2000 EE」をベースとした多くのDWH・DMのシステムを構築、導入しています。 この導入経験やシステム構築ノウハウをもとに、今回の共同での統合ビジネス インテリジェンス環境の提供の中でDWH・DMシステムの構築を担います。 日本ユニシスは、2000年3月8日にマイクロソフトと包括提携し、「ES7000」と「Microsoft Windows® 2000 Datacenter Server」/「Windows Server 2003 DE」をIT基盤として大規模ミッションクリティカルシステム、サーバ統合、大規模DWH分野でのビジネスの拡大を図ってきました。日本国内における大規模Windowsサーバ分野では市場トップの48%(出荷台数)のシェアを獲得(出典:IDC Japan's Japan Server Quarterly Model Analysis, CY2004Q1)、2005年1月現在、380システムを超えるサーバを導入済です。

マイクロソフト

 マイクロソフトは、「SQL Server 2000 EE」を中核とした統合ビジネス インテリジェンス プラットフォームを提供します。また、マイクロソフトでは SQL Server 2000 の標準機能として、以下のコンポーネントを提供し、企業内のデータ分析および経営情報ポータル・システムの低コストでのシステム導入・運用を可能にします。

Microsoft SQL Server 2000 Analysis Services および Microsoft Office Excel Add-in for SQL Server Analysis Services - サーバに蓄積された分析用データをExcelにより自由に検索・加工する企業内データ分析システムのプラットフォームおよびツール
Microsoft Office Business Scorecard Accelerator - 経営指標を信号機、メーターといったシンボルで表示し、経営状況を一目で把握できるようにする経営情報ポータル・システムの開発支援ツール

アシスト

 アシストは、今回の共同での総合ビジネス インテリジェンス環境の提供の中で、大規模レポーティング システムの構築を実現するツールとして「WebFOCUS」の提供と、WebFOCUSをベースとしたレポーティング システムの構築を担います。WebFOCUSは高い開発生産性と豊富なレポート作成機能、全社規模でのシステム構築にも即応できるスケーラビリティを兼ね備え、大企業を中心に採用されているWebレポーティング ツールです。Microsoft SQL Serverとの親和性が高く、迅速なデータ検索が可能であるほか、Microsoft Excelとのシームレスな連携により柔軟かつ視覚的なレポート作成を実現し、エンタープライズレベルでの情報活用基盤として顧客企業の競争力強化に貢献します。

 日本ユニシス、マイクロソフト、アシストの3社は、今後、マイクロソフトテクノロジーセンター、アシスト教育センター、日本ユニシスセミナールームにて「統合ビジネス インテリジェンス環境構築セミナー」を共同開催していきます。
また、3社共同マーケティング関連情報を2月2日から各社のWebサイトで公開します。

注*

注1: ビジネス インテリジェンス
企業の意思決定に有用な情報を生み出すための考え方とそれを実現するシステム
注2: DWH(DataWareHouse)
企業内にある様々なシステムからデータを抽出・再構成して蓄積し、情報分析と意思決定を行うために構築された大規模データベース
注3: DM (DataMart)
DWHから、経営者・経理部門・開発部門・マーケティング部門などデータ分析を行うユーザーごとに構築された用途に応じてデータを分けた専用のデータベース
注4: OLAP(On Line Analytical Processing)
DWHやDMへの検索を行い、抽出したデータの集計や加工を行うことによりその中から問題点や課題を発見する仮説検証型アプリケーションの概念、あるいはそのためのシステム

以上


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