ソリューション&コンサルティングの日本ユニシス

日本ユニシス
地銀業界に対し、国際勘定系システムのASPサービスを提供
〜 「国際勘定系システム(BankForce®-NE)ASPサービス」の販売を開始 〜

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 日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:島田 精一、以下 日本ユニシス)は、地方銀行・第二地方銀行業界向けに、国際勘定系ソリューション「BankForce-NE(バンクフォース・エヌイー)」をベースにした国際勘定系システムのASPサービスを、1月27日から販売開始します。ITベンダーにおいて、地銀業界に対し国際勘定系システムのASPサービスを展開するのは当社が初めてのケースになります。

 「BankForce-NE」は、次世代金融ソリューション体系「UNIFINETM(ユニファイン)(注1)」の国際勘定系ソリューションとして日本ユニシスが自社開発を行い、2004年10月から販売を開始しているWindows®技術基盤を全面採用した最先端のオープン国際勘定系システムです。

 今回、日本ユニシスが販売を開始する「BankForce-NE ASPサービス」は、国際勘定系ソリューションをASP(Application Service Provider:業務用などのアプリケーションソフトウェアをネットワーク経由で提供する)型のサービスとして提供するものです。
 セキュアな環境を持つ日本ユニシスのアウトソーシングセンターを使用して共同利用型で国際勘定系の機能提供を行うことにより、同サービスを利用する地方銀行・第二地方銀行は、個別に国際勘定系のシステムを導入することなく"低価格"、"運用負荷低減"、および"安全な環境"で外為業務を遂行することができます。

 なお、信用金庫業界向けには既に株式会社しんきん情報システムセンター(本社:東京都中央区、社長:木村 隆治 氏)による共同利用型の国際勘定系システムとして「BankForce-NE」の採用が決定しています。

 国際勘定系ソリューション「BankForce-NE」の特徴と、「BankForce-NE ASPサービス」の概要は、以下のとおりです。

<「BankForce-NE」の特徴>
■すべてをWindows環境で構成するオープン国際勘定系システム
■BPR(Business Process Reengineering)を実現する豊富な先進的機能
  • 自動索引機能、取引先優遇設定機能、手数料自動計算機能による端末操作負荷の軽減
  •   
  • 店舗機能、集中店対応、取引先移管機能による店舗戦略への対応
  • オンライン取引環境から独立した決算環境による決算事務負荷の分散
  • ステートメント方式により専用用紙(オンライン帳票、バッチ帳票)を廃止
  • EUC(End User Computing:エンド・ユーザ・コンピューティング)、還元資料の電子化によるペーパーレス化
■当社オープンミドルウェア「MIDMOST® (注2)」の採用

<「BankForce-NE ASPサービス」の概要>
1. サービス範囲:ハードウェア、ソフトウェア、保守サービス、システム運用、センター賃貸
2. 利用システム:BankForce-NEパッケージ+共同利用型システム
3. 基本契約料金:初期一括加盟料           500万円
  月額利用料             80万円から
4. 契約期間:8年間
5. 個別契約料金:参考価格(詳細は個別見積もりが必要)
  システム導入・適用サービス費用   2,500万円
  クライアントPC、ネットワーク機器、および回線関連費用は別途必要
6. 導入・移行期間:約6ヶ月

なお、日本ユニシスが展開しているASPサービスでは、以下のセキュリティ対策が講じられています。
■外部認証取得による国際レベルの情報セキュリティ(センター、組織、情報技術)を提供
  • 情報セキュリティ管理の「BS7799」認証を取得
  •   
  • 国内標準の「ISMS適合性評価制度」認証を取得
■アウトソーシングセンターの物理セキュリティ強化
  • 7階層のセキュリティレベル
  •   
  • 24時間365日の監視システム
  •   
  • IDカード認証+個別生体認証システム
日本ユニシスでは、2007年度末までに地方銀行・第二地方銀行の20行以上に「BankForce-NE ASPサービス」提供を目指しています。

以上

注1) UNIFINE(Unisys Financial-Solutions on New Environment):
  2003年6月に発表した、日本ユニシスの次世代金融ソリューション体系。オープン環境のもとで金融業務を安全確実に稼働させることができる共通基盤、各業務システム間の相互連携を考慮した設計などにより、経営ニーズを迅速に反映でき、開発・運用コストが低く、高いセキュリティ・信頼性を持った金融ソリューションを提供するものです。

注2) MIDMOST:
  オープン基盤でミッションクリティカル処理を安全・確実に行うために日本ユニシスが開発したミドルソフトウェア製品です。

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