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日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:島田 精一、以下 日本ユニシス)とサービジスティクス アジア株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:清水 博、以下 サービジスティクス アジア)は、サービジスティクス アジアの親会社である米国サービジスティクス社が開発したアフターサービス(保守・メンテナンス)業務を行う補修部品管理ソリューション「Servigistics(サービジスティクス)」を共同で提供開始します。「Servigistics」は、日本初の補修部品に特化したソリューションです。
スマイルカーブ現象(注1)に代表されるように、製造業においては、事業プロセスの中で商品開発分野とメンテナンスなどのアフターサービス分野が最も収益性が高いと言われています。
しかし、2003年3月に発表された総務省の調査結果によると、日米のIT投資額を比較した場合、アフターサービス分野に関して日本は米国の1/3のIT投資額となっています。経理会計、給与人事、販売などの分野に関しては、米国とほぼ同じもしくは上回っている日本のIT投資額ですが、アフターサービス分野へのIT投資は遅れていると言えます。
日本ユニシスは、2001年から保守・メンテナンス業務を中心としたアフターサービス分野でのIT化に注力してきました。そして、今回、さらなる強化のため、サービジスティクス アジアと共同で補修部品管理ソリューション「Servigistics」を提供開始し、アフターサービス分野におけるコンサルティングサービスも展開していきます。
サービジスティクス アジアは、補修部品管理ソリューションにおける業界リーダーである米国サービジスティクス社のアジア支社として今年4月に日本で設立され、「Servigistics」の海外での実績と導入企業からの高い評価(在庫削減とサービス率の向上)をもとに、日本における早期のビジネス拡大を狙います。そして、サービジスティクス アジアは、日本で急速に拡大するビジネスを日本ユニシスの持つシステム構築力を活用して対応していきます。「Servigistics」は、既に東芝メディカルシステムズ社を始め、いくつかの日本企業にも導入されており、6ヶ月以内という短期間で導入企業の投資回収を実現し、非常に高い評価を得ています。
今回、提供を開始するソリューション「Servigistics」の特徴は以下の通りです。 | |
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「Servigistics」をグローバル展開しているデル・コンピュータは、サービジスティクスの在庫計画エンジンのみならず、配送状況を監視する実行系機能を併せて適用することにより、企業向け2時間 / 4時間サポート・サービス(注2)を実施、サービス・ビジネスによる差別化でより高い競争力を得ています。
また、米国サービジスティクス社は本年度、顧客であるサン・マイクロシステムズよりベスト・サプライヤーとしての表彰を受けています。
日本ユニシスとサービジスティクス アジアは、IT、半導体、精密機械、メディカル、自動車、航空、機械などを中心とした業界をターゲットとして、今後1年間で国内での「Servigistics」の受注20社、売上30億円を目標としています。
以上
注1:スマイルカーブ現象 | |
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もともとは電子機械産業の収益構造を表す言葉。事業プロセスの川上に位置する商品開発や部品製造の段階と、川下にあたるメンテナンスやアフターサービスの部分の収益性は高いが、中間の製造段階の収益性は低い傾向がある。この様子を、縦軸に収益性、横軸に事業プロセスをとってグラフ化すると、両端が高く、中ほどが低い線が描け、ちょうどスマイルマークの口のラインのようになることから、「スマイルカーブ現象」と呼ばれている。 |
注2:2時間 / 4時間サポート・サービス | |
デル・コンピュータの製品において障害が発生した場合に、2時間以内もしくは4時間以内にサポートを提供するサービス契約の形態。 |
* | 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
* | 関連URL: 「アフターサービス ソリューション」 http://www.unisys.co.jp/solution/biz/logistics/parts/ |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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