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松下電工インフォメーションシステムズ株式会社(代表取締役社長:浜田正博、本社:大阪府門真市門真1048、以下NAIS-IS)、ならびにユニアデックス株式会社(代表取締役社長:福永 努、本社:江東区豊洲1-1-1、以下ユニアデックス)はこのたび、製品の受入検査、評価業務とiDC事業の全国展開などで協業していくことで合意に達しました。
本協業は、NAIS-ISが重点事業として取り組むシンクライアントソリューション事業とiDC(*1)事業ならびにネットワーク事業に対し、ユニアデックスが全国の受入評価専門組織による製品評価サービスとサーバ・ネットワーク監視やエンドユーザー側のセキュリティ対策をはじめとするMSPサービス(*2)を提供し、サービスを充実させると共にその全国展開を図っていくというものです。
本協業により、NAIS-ISは、国内および海外から調達した製品を受入検査・評価することで顧客に今まで以上に信頼性が高く安定した製品を提供できるようになります。また、運用管理サービスをはじめとする各種サービスの充実により、iDCを中心としたアウトソーシング事業の全国展開を図っていきます。
一方、ユニアデックスはNAIS-ISの顧客に対しサービスを提供することで、重点事業のMSPサービスの全国展開を図ることができます。
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図 協業のスキーム |
【背景】 | |
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近年、パソコン(以下PC)などの端末で利用するアプリケーションを、必要なときにサーバから呼び出して利用するオンデマンド型あるいはASP型と呼ばれるサービス形態が一般化してきました。このようなASPサービスを利用する端末のひとつとしてシンクライアントが注目されています。NAIS-ISは同社の重点事業として位置付けているシンクライアントソリューション事業を推進するために、必要なシンクライアント端末をはじめとする機器、また国内、海外のベンダーから調達するネットワーク、セキュリティなどの機器の受入検査、評価を強化し顧客に信頼性が高く安定した商品を提供する必要がありました。 NAIS-ISでは、この シンクライアントソリューション事業に加え、“アプリケーションの供給拠点”といえるデータセンターの展開と、この設備を利用したホスティングサービス(*3)、ならびにハウジングサービス(*4)を新規重点事業と位置づけています。その事業拡大には、エンドユーザー側まで含めた統合運用管理、ならびに全国へのサポートエリアの拡大が重要なテーマと捉えています。 一方、セキュリティ対策重視のネットワーク構築から運用管理、保守サービスまでを一貫して提供するユニアデックスは、昨年7月に親会社の日本ユニシスから400名におよぶソフトウエアサポート部隊を吸収し、これを含めたMSPサービス事業を積極推進しています。ユニアデックスのMSPサービスは、サーバ管理やネットワーク監視などの個別サービス提供に留まらず、ユーザーのシステム全体を俯瞰した上で問題点を抽出し、コンサルティングを含めたサービスを実施できるところに特長があります。加えて、マルチベンダー対応力と、全国200ヵ所以上のサービス拠点網、ならびに24時間365日のサポート体制において高い実績を誇っています。 NAIS-ISは、こうしたユニアデックスの実績を踏まえ、アウトソーシング事業における顧客価値向上を担うパートナーとして選択、協業に合意したものです。 |
【具体的な協業内容】 | |
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なお、今回の協業は、ユニアデックスとNAIS-ISによる信頼性の高い商品の提供とMSPサービスの提供という第一フェーズであり、第二フェーズでは、新技術・新サービスへの取り組みでの協業化を行い、今後とも協業体制をより強化していきます。
(*1) iDC(インターネットデータセンター): | |
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サーバを設置する堅牢かつ安全な施設(ファシリティ)とそのサーバをインターネットに接続するための通信回線を提供するビジネス拠点のこと。 |
(*2) MSPサービス: | |
Management Service Provider。運用・保守まで手がかけられない企業を対象として提供されるサービス。本来は、企業情報システムのうち、電子商取引サイトなどWEBシステムの運用管理サービスを主に提供すること。 | |
(*3) ホスティングサービス: | |
ユーザが要望するサーバ関連などをデータセンター内で提供(レンタル)し、そのサーバ関連を安全に管理運用などをするサービス。 | |
(*4) ハウジングサービス: | |
ユーザーが所有するサーバなどを、プロバイダーの施設に持ち込み、管理を委託するサービス。 | |
(*5) キッティング | |
PCを使用できる環境まで組上げる作業です。通常はPC初期展開時やPC更新時に行われ、作業内容はコンピュータ名の付与・ネットワーク環境設定・ソフトウェアインストールなど | |
(*6) BTO:Built To Order | |
受注生産方式、すなわち、顧客から注文を受けてから製品を生産する方式のこと。パーツの組み合わせを指定してオリジナルのPCを注文することが出来る。PC直販メーカーのDell Computer社がこの方式で成功を収めたため、多くの大手コンピュータメーカーがこの方式を採用し始めている。 |
* | 記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
* | 関連URL: 「松下電工インフォメーションシステムズ」 http://panasonic-denkois.co.jp/ 「ユニアデックス」 http://www.uniadex.co.jp/ |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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