2005年7月20日
日本ユニシス・ソリューション
慶應義塾大学に導入した『学習成果物統合管理システム』を商品化、販売を開始
〜 理工学系大学における技術者教育の質的向上を支援 〜
日本ユニシス・ソリューション株式会社(本社:東京都江東区、社長:丸山 修、以下 日本ユニシス・ソリューション)は、 当社の高等教育機関向け次世代ソリューション「RENANDI®(レナンディ)(注1)」の基盤システムに対して、 慶應義塾大学と共同開発したOCR認識サブシステム(答案電子化システム)を組み込むことによって拡張した『学習成果物統合管理システム』の販売を 7月末から開始します。本製品は、今年3月、慶應義塾大学理工学部(学部長:稲崎 一郎 氏)に導入したシステムを商品化したものです。 本システムの商品発表を7月22日に開催される「e-learning WORLD 2005(注2)」 の出展社ワークショップにて行ないます。
本システムは、学生に対して紙媒体で実施した定期試験の答案用紙,演習答案用紙ならびに実験レポートなどに加え、 Webベースで実施したテストやレポート、アンケート結果(以下、これらを総称して“成果物”と記す)を一元管理するもので、 教員は過去数年分の“成果物”を容易に保管・検索・照会することができます。
現在、高等教育機関では教育プログラム・研究活動に対して外部評価や認定を受けることが当然視されており、 教育の質的向上を図るための取り組みや、教育・学習プロセス評価の可視化などが急務となっています。 例えば、技術者教育に関してはJABEE(注3)認定の取得が教育プログラムの質や卒業生のエンジニアリングデザイン能力を保証する上で 重要となっています。
日本ユニシス・ソリューションは、これまで産官学連携で次世代のキャンパスモデルの研究開発に取り組んできました。 2003年には高等教育機関向け次世代ソリューション「RENANDI」を発表しました。「RENANDI」はこれまでに様々な国内外の大学や大学院で利用されており、1万人超の学習者による運用実績があります。
今回販売を開始する『学習成果物統合管理システム』は、教育プロセスと成果物を一元的に管理できるだけでなく、 さらには大学プログラムの改善サイクル(PDCAサイクル)を実現するための機能を提供します。
日本ユニシス・ソリューションは、JABEE認定取得など技術者教育プログラムの質的向上を目指す理工学系大学・学部を対象に、 7月末から『学習成果物統合管理システム』の販売を開始します。本システムの販売に関しては、 日本ユニシスグループおよび教育機関向けサービス会社やOA機器メーカーと協力して販売体制を整え、 システム構築や保守を含め3年間で2億5千万円の売り上げを目指します。
以上
注1:RENANDI(レナンディ) | |
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「RENANDI」は、情報化戦略立案からキャンパス特有のプランニングやコーディネートサービス、システム構築までのトータルなサービスを提供する高等教育機関向け次世代ソリューションです。 |
注2:e-learning WORLD 2005 | |
2005年7月20日から22日まで有明・東京ビッグサイトで開催されるオンライン教育事業に関する展示会。e-learningを紹介するアジア最大のイベント。 | |
注3:JABEE(日本技術者教育認定機構 ) | |
技術系学協会と密接に連携しながら技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体。技術者の基礎教育のプログラムを認定するための 「日本技術者教育認定基準」を定めています。これをJABEEの認定により取得するためには、技術者教育における学力の最低保証をすることが必要であり、成績表、試験答案、 レポートなど多くの『成果物』(エビデンス)の提出が必要とされます。 |
注釈/リンク
* | RENANDIは日本ユニシス株式会社の登録商標です。 |
* | その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 |
* | 関連資料: 「学習成果物統合管理システム概要図」 (pdf資料、217.99KB) |
* | 関連URL: 「慶応義塾大学」 http://www.keio.ac.jp/index-jp.html |
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※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。 |
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