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Foresight in sight

旧日本ユニシスのニュースリリース

1996年5月7日

新世代勘定系システム「TRITON」相次ぎ本番稼働開始 − 〜 日本ユニシス株式会社の「新世代勘定系システムTRITON(トライトン)」を基本にした新システムが、金融機関で相次いで本番稼働を開始致します。 〜

九州地区農協オンラインセンター(九州地区7県の信用農業協同組合連合会の共同センター(略称:JA九オンセンター)(注1)、北海道信用農業協同組合連合会、及び山口県信用農業協同組合連合会は、5月7日に「TRITON」を基本にした新勘定系システムの本番稼働を開始致しました。

JA九オンセンターは、2月13日の北部地区(福岡、佐賀、長崎)本番稼働に続き、南部地区(熊本、大分、宮崎、鹿児島)での本番稼働となります。

新システムは、JA九オンセンター、北海道、山梨、長野、山口のJA5団体が平成4年4月より発足させた「JA共同開発機構」で、「TRITON」を基本に農協信用事業向けに共同開発したものです。農協信用事業での管理体系対応、農協合併・店舗統廃合・店舗分割の定常的な発生への対応、JA共済・JA経済など他事業システムとの連動ができる他事業系インタフェースの構築などを実現しております。

引き続き平成8年9月に山梨県信用農業協同組合連合会も本番稼働を予定しております。

一方銀行ユーザーでは、平成8年5月5日に秋田銀行が「TRITON」を基本にして、サンデーバンキングから新勘定系システムの本番稼働を開始致します。  また、11月に山梨中央銀行、平成9年1月に大分銀行、平成10年に鹿児島銀行、殖産銀行・徳陽シティ銀行・福島銀行(東北3行での共同利用)がそれぞれ相次いで「TRITON」をベースにした新勘定系システムの本番稼働を予定しております。

「TRITON」は、日本ユニシスが新世代の勘定系オンライン・システム・パッケージとして販売しているソフトウェアです。並列汎用機で稼働し、ソフトウェア開発、保守に全面的にCASEツールを採用しており、新世代システムのソフトウェアとして注目されているものです。

「TRITON」の特徴は、以下の通りです。

  1.  金利自由化、商品自由化への迅速な対応
  2.  集計レス、伝票レスによる徹底した営業店事務省力化
  3.  汎用機での並列処理による無停止システムを実現
  4.  24時間365日稼働への対応
  5.  大規模システムの開発、保守へのCASEツールの全面採用
  6.  無人運転などの自動運用システムの実現
  7.  共同利用、共同センター使用が容易にできる仕組み

また、JA九オンセンターで稼働するシステムでは、従来の疎結合データ処理装置「RLP」の次機種である拡張データ処理装置「XPC」を用いて複数の汎用機を並列に結合し、処理能力の向上を図り、大規模トランザクション処理環境を実現します。

「XPC」の本番稼働は、JA九オンセンターが初めてです。

注記
注1:九州地区農協オンラインセンター

●会社概要
昭和52年10月に農協信用事業の全国系統初の共同センターとして九州7県(沖縄を除く)の信用農業協同組合連合会(信連)の出資によって設立され、九州全域の農協を対象に貯金、為替、貸出金などのオンライン・サービスを行っている。

●本社所在地
福岡市南区横手2—13—35

●代表者
濱地重信社長

●システム概要
4台の「UNISYS2200/900シリーズ」を拡張データ処理装置「XPC」で結合した複数ホスト並列処理システムである。

  • オンライン処理対象店
    約2300店舗
  • 稼働端末数
    約4100台
  • 保有マスター数
    約1900万件
  • CIF件数
    約600万件

※掲載のニュースリリース情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。