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「シンガポールオープン2009」結果報告
2009年6月9日-6月14日開催
2009年6月9日〜6月14日、シンガポール・シンガポール市において「シンガポールオープン2009(スーパーシリーズ)」が開催され、日本ユニシスから坂本修一、池田信太郎、廣部好輝、小宮山元、数野健太、早川賢一、山田和司の7選手が参加しました。 各種目1回戦の行われた6月10日は日本ユニシス勢にとって受難の日となり、残念ながら上位進出はなりませんでした。 男子シングルスの山田選手(世界53位)は予選からの出場。1回戦でチェコのKOUKAL選手(41位)、2回戦でインドのPAWAR選手(46位)をそれぞれストレートで破り、2回目のスーパーシリーズで初の本選出場を果たします。 本選1回戦では強国デンマークの3番手・JORGENSEN選手(21位)と対戦。序盤は気負いもあったのか1-7とリードを許しますが、ここからスピードを活かした攻撃で反撃開始。小気味よく連続ポイントを重ねて中盤で逆転、そのまま第1ゲームを奪取し、ストレートで敗れた4月のオランダ国際から成長したところを見せます。 第2ゲームは中盤で先行されながらも何とか食らいついて14-15、18-19、19-20。しかし勝負所でのあと1点が遠く、追いつくことができずに19本でかわされると、ファイナルゲームでは序盤のリードを縮めきれず逃げ切られてしまいました。 |

山田和司
池田信太郎・潮田玲子組は予選を突破するも1回戦敗退
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混合ダブルスでは改めて「イケシオ」と命名された池田・潮田玲子(三洋電機)組を始め、早川選手が松尾静香選手(三洋電機)と、小宮山選手が藤井瑞希選手(NEC SKY)とペアを組みそれぞれ予選からの出場です。 早川・松尾組はマレーシアぺアを相手に第1ゲームはジュース、第2ゲームも19オールと競り合う健闘を見せますが、残念ながら振り切られ予選1回戦にて敗退。 池田・潮田組はドイツペアとの初戦、序盤から相手の強打に苦しみ14-19とリードを許します。しかしここからの猛攻で22-20と延長を制すと、第2ゲームも中盤に連続ポイントを挙げてリードを奪いストレート勝ち。地力に勝るところを見せます。 続く2回戦は1回戦を不戦勝で勝ち上がった小宮山・藤井組と身内対決。 第1ゲームはリードを奪い合う接戦となり、小宮山・藤井組が19-18とリードしますがここから池田・潮田組が3連続ポイントでゲームを奪取。第2ゲームもつかず離れずの競り合いながら池田・潮田組がわずかなリードをキープし続けて逃げ切り勝ちし、本選出場を果たします。 本選1回戦の相手はイングランドのCLARK・KELLOGG組(世界7位)。伝統的に混合ダブルスの強いイングランドの中で北京五輪代表の座を掴み、昨年のヨーロッパチャンピオンにも輝いたベテランペアです。この強豪を相手に池田・潮田組は果敢に挑み、第1ゲーム中盤まで互角の戦いを続けて11-10とリードを奪いハーフタイムへ。しかしインターバル直後にイングランドペアが6連続ポイントを挙げて一気にリズムを掴みます。そのまま先行を許し第1ゲームを奪われると、第2ゲームも序盤から徐々に差を広げられてストレートで敗退。いきなりのトップクラス入りは叶わなかったものの、先のスディルマンカップと合わせてスーパーシリーズで充分に戦える力があることを示しました。 男子ダブルスには3組が揃って本選から出場。 廣部・小宮山組(61位)は格上の中華台北ペアを相手に、本来の力を発揮することができずにストレートでの敗北を喫します。 一方、数野・早川組(13位)はトナミ運輸の平田・橋本組(59位)との対戦。序盤から息詰まる競り合いを続けて17オールとなりますが、ここで集中する平田・橋本組が3連続ポイント。1点を返すものの第1ゲームをそのまま奪われ、第2ゲームでも追いつきながらリードできない展開が続きます。試合終盤までどうしても波に乗り切ることができず、18本、19本のストレートで敗退となりました。 最後に残った坂本・池田組(15位)は韓国の新鋭KIM・KWON組と対戦し、第1ゲームを奪われたものの第2ゲームは序盤の連続ポイントで得たリードを守り1-1のタイでファイナルゲームへ。勢いを保って10-4とリードしますが、ミスから反撃を許して接戦となり、1点を争う展開のまま延長にもつれこみます。一度はマッチポイントを掴む場面もありましたが、21-23と競り負け惜しい星を落としました。 池田選手はこの日の朝9時20分から混合ダブルスを戦い、男子ダブルスの試合が始まったのは夜22時近く。今後もコンディショニングの難しいタイムテーブルとなることが予想されますが、これを克服して両種目を戦い抜いていきます。 どうぞ応援をよろしくお願いいたします。
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【試合結果】
男子シングルス |
山田 和司 |
ベスト32 |
男子ダブルス |
坂本 修一 池田 信太郎 |
ベスト32 |
数野 健太 早川 賢一 |
ベスト32 |
廣部 好輝 小宮山 元 |
ベスト32 |
混合ダブルス |
池田 信太郎 潮田 玲子 (三洋電機) |
ベスト32 |
小宮山 元 藤井 瑞希 (NEC SKY) |
予選2回戦 |
早川 賢一 松尾 静香 (三洋電機) |
予選1回戦 |
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